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MLB

ド軍、佐々木&スコット獲得で不満噴出!ファンからの反発にケリーが持論を展開「大谷に年間10ドルしか払えないとしたら...」

THE DIGEST編集部

2025.01.20

J・ケリーはMLBにおけるサラリーキャップの不合理性を説明。(C)Getty Images

J・ケリーはMLBにおけるサラリーキャップの不合理性を説明。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは、2025年の国際クラスのトップ選手である佐々木朗希と、フリーエージェント(FA)市場でトップクラスのリリーフ投手であるタナー・スコットを4年総額7200万ドル(約112億円)で契約した。

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 こうして有力選手と次々に契約していくドジャースに対して、多くの野球ファンが激しく反発し、ドジャースが野球を台無しにしたと、現地19日、米誌『Sports Illustrated』が報じた。

 現在ドジャースからフリーエージェントとなっているジョー・ケリーは率直な意見を呈することで知られるが、彼はドジャースのストーブリーグでの動きを批判する人々に反論した。同メディアによると、ケリーは、ポッドキャスト番組『Baseball Isn't Boring』で、 MLBにおけるサラリーキャップの不合理性を説明したと伝えている。
 
 ケリーは、「例えば、大谷翔平の年俸が年間10ドルだけだとする。どの球団も大谷に年間10ドルしか払えないとしたら、彼は日本からわざわざアメリカに来るだろうか。また、グーグルで『アメリカで訪れるべき最高の場所』と検索したら、ミネソタやピッツバーグ、ミルウォーキーなんて出てこないだろう」と述べ、選手が単に高額な年俸を求めているわけではないことを強調した。

 さらにケリーは、「なぜ彼は、『ああ、ミルウォーキーで年間10ドル稼げる』なんて言うんだ。 それが、人々が理解していないサラリーキャップ制度の問題なんだ。たとえどの球団も彼に年間同じ金額しか払えなくても、彼は1番に、住みやすい場所や魅力的なチームを選ぶだろう。2番目に、球団は彼に、自らの球団の魅力を示さなければならない」と、サラリーキャップが必要だと不満を漏らすファンに対して反論した。

『Sports Illustrated』は、ドジャースという組織を「外部からの雑音にもかかわらず、高いレベルで運営を続けている」と指摘。一方で、「ドジャースに不満を抱いている多くの野球ファンが応援する他の球団」に対しては「何もせずただ見ているだけだ」と批判的な論調を展開している。

構成●THE DIGEST編集部

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