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MLB

「残酷なジョークが続いている」佐々木朗希を逃したパドレス、スコットも4年112億円でドジャース移籍「事態はさらに悪化した」地元メディア愕然

THE DIGEST編集部

2025.01.20

佐々木の争奪戦に敗れたパドレス。FAとなっていた左腕スコットもドジャースと契約合意したと報じられた。写真:鈴木颯太朗

佐々木の争奪戦に敗れたパドレス。FAとなっていた左腕スコットもドジャースと契約合意したと報じられた。写真:鈴木颯太朗

 サンディエゴ・パドレスが苦しい状況だ。佐々木朗希の争奪戦で最終候補に残りながらも敗れ去り、24年に所属して今オフにFAとなったリリーフ左腕タナー・スコットも、佐々木と同じくナ・リーグ西地区の宿敵ロサンゼルス・ドジャースと契約すると報じられた。

 この状況をパドレス専門メディア『Friars on Base』のエイデン・ブレイクリー記者は、「過酷なジョークが続いている。佐々木に続いてスコットもナ・リーグ西地区のライバルと契約するようだ」と愕然とした。

「事態はさらに悪化した。24年シーズンの途中に加入したリーグ最高のリリーフ投手、スコットも5号線(サンディエゴとロサンゼルスを結ぶ州間高速道路)の先に行ってしまった。4年7200万ドル(約112億円)はパドレスが払う見込みがない金額だ。佐々木が加わる前からすでに球界最高の先発ローテーションを誇っていたドジャースは、大きな注目を集めていた2人のFA投手を獲得。スコットはブレイク・トライネン、マイケル・コーペック、アレックス・ベシアらとともにリリーフ陣に加わる」

 今オフにパドレスは補強を行なっていない。ブレイクリー記者が「異例なことで、球界で最も静かなチーム」と記すほどで、これまでトレードの噂は報じられたものの、現時点でひとつも実現していない。

「佐々木を逃したパドレスは、トレード候補のディラン・シースこそ確実に引き留めるだろうが、ルイス・アラエスやロベルト・スアレスら、数選手は売りに出される可能性がある。しかし、FAのスコットがドジャースに移籍したため、33歳のクローザー、スアレスを放出するのは最善の策ではない。依然としてチームは目先の勝利に固執しており、質の高い守護神は絶対に必要だ」

【動画】スコットが24年ポストシーズンで大谷翔平と4度対戦して4奪三振
 
 アラエスやスアレスのほかにパドレスでトレード候補と報じられているのが、ジェイク・クローネンワースだ。ただ、どの球団の誰とトレードになるのか、1月半ばを過ぎたタイミングでも米報道では具体名が挙がっていない。

「パドレスは岐路に立たされている。25年シーズンに13回も圧倒的に強いロサンゼルスの最強チームと対戦するが、見通しは厳しい。ファンにとって成功への希望は、AJ・プレラー編成総責任者とフロントオフィスの働きにかかっている」

 24年シーズンのレギュラーシーズンで、パドレスはドジャースに8勝5敗と勝ち越し。それでもポストシーズンの地区シリーズでは、2勝3敗と惜敗した。パドレスが最強ドジャースを上回ってナ・リーグ西地区の覇権を奪うには、即戦力選手の補強が求められる。

構成●THE DIGEST編集部

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