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佐々木朗希、スコットに続いてドジャースがさらなる補強へ「強力なチームにさらに力を与える3選手」米メディアが列挙「低リスク、高リターンの保険に」

THE DIGEST編集部

2025.01.21

ヤンキースからFAとなった一塁手リゾが、ドジャースの新戦力候補に挙げられた。(C)Getty Images

 佐々木朗希に続いて、サンディエゴ・パドレスからFAとなっていたタナー・スコットとの契約が報じられ、大幅に戦力を向上させたロサンゼルス・ドジャースが、さらなる補強に動くかもしれない。

「シーズン開幕前に、ドジャースはほとんど抵抗なく3人のスター選手を獲得できる。FA市場を活用して、戦力をさらに最大化する方法がある」

 このように記した米メディア『FanSided』は、「ワールドシリーズを制したドジャースがオフシーズンでも優位性を主張し続けてる。佐々木、スコットのほか、すでにブレイク・スネル、テオスカー・ヘルナンデス、マイケル・コンフォートと契約。無限とも思える才能を抱えているにもかかわらず、FA市場に残っている選手を加えることで、さらなる強化を図れる」として、3選手の名前を紹介した。

 ひとり目は、ドジャースからFAとなっている36歳の投手クレイトン・カーショウだ。つま先を負傷しているカーショウはリハビリを行ないながら、ドジャースとのインセンティブ満載の再契約を結ぶと報じられている。同メディアも「ローテーションに深みと柔軟性をもたらす存在で、リーダーシップ、経験、実績は依然として大きな価値がある。再契約は現役最後のシーズンになるかもしれない左腕への球団からの賛辞になるだろう」と評している。

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 ふたり目は、ニューヨーク・ヤンキースからFAとなった35歳の内野手アンソニー・リゾ。「チームの要の一塁手フレディ・フリーマンの貴重なバックアッパーになる。24年は右腕の故障や指の骨折など怪我に悩まされたが、守備力に優れるリーダーだ。リゾを選択肢に加えることで、守備の質や左のパワー打者の犠牲を気にすることなく、フリーマンを定期的に休ませられる。MLBでの14年の実績は、パーフェクトチームを目指すうえで、低リスク、高リターンの保険になるだろう」と理由を示した。

 3人目は35歳のリリーフ投手トミー・ケインリーだ。リゾと同じくヤンキースからFAとなった右腕は、24年に50試合に登板。0勝2敗、16ホールド、1セーブ。防御率は2.11と堅実な投球を見せた。同メディアは「24年は素晴らしかった。16.1イニング連続無失点と、プレッシャーのかかる場面でも信頼できる投手。すでに優秀なドジャースのブルペンに加わっても、遜色ないだろう。プレッシャーのかかる大事な場面でも活躍できる能力は、投手陣を完璧なものにする最後の仕上げになるかもしれない」と、ドジャース投手陣のラストピースだと強調している。

 佐々木、スコット、スネル、T・ヘルナンデス、コンフォートに続き、はたしてドジャースは新たな戦力を加えるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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