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フィリーズ入りの青柳晃洋、「ポジションを勝ち取る可能性を秘めている」と球団地元メディアが賛辞&メジャー昇格に期待 「ついに課題をクリア」【阪神】

THE DIGEST編集部

2025.01.21

現地メディアからも期待がかけられている青柳。(C)Getty Images

 今オフ、阪神からポスティングでメジャー移籍を目指していた青柳晃洋がフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約で合意したことが現地時間1月17日に伝えられた。春季キャンプに招待選手として参加することも発表され、今後はメジャー契約を勝ち取ることが大きな目標となる。

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 交渉期限間際まで去就が未決定となっていたものの、フィリーズとの契約により米国でアピールする機会を得た青柳。31歳のチャレンジは今後も険しい道のりが続くことが予想され、引き続きその動向が注目を集めることは間違いないだろう。

 フィリーズの地元メディア『CROSSING BROAD』では、青柳の契約を報じるトピックを公式サイト上に掲載。その中では、契約を成立させたフィリーズ球団を称賛する記述もみられる。

 同メディアは青柳の経歴や特徴について、「日本のプロ野球(NPB)で9シーズンプレーした。NPBで3度のオールスター選出経験があり、特徴的なサイドスローのフォームが持ち味」などと紹介している。

 今後のメジャー昇格の見込みにも言及。「フィリーズのブルペンにはまだ1枠の空きがあり、そのポジションを巡る競争が続いている。アオヤギにその枠が保証されているわけではないが、彼が持つ経験と能力はそのポジションを勝ち取る可能性を秘めている」とポテンシャルを評価しながら、「米国でのプレー経験はないものの、日本のプロ野球での豊富な実績を持つ投手だ」として、ロースター入りへ期待を寄せた。

 さらに今回のトピックでは青柳のフィリーズ入りを受け、球団所属となった日本人プレーヤーが2008年の田口壮以来であると説明しており、「選手個人への評価も重要だが、日本人選手をフィリーズがようやく獲得したという点が、今回の状況全体における最大の成果といえるだろう。東海岸の球団に日本人選手を迎えるのは難しいとされているが、フィリーズはついにその課題をクリアした」などと強調する。

 また今後についても、「(キャンプ地の)クリアウォーターでアオヤギにチャンスを与え、メジャーリーグの一員としてプレーできるかどうか競わせる予定だ」として、ポジティブな見解を示している。

 球団地元メディアは日本人選手獲得やチームへの定着を望み、青柳自身もメジャー昇格となれば、双方にとっての"念願"が叶うことになる。そして日本の野球ファンの視点からも、フィリーズは今季、注目の球団の1つになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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