2025年の米野球殿堂入りが現地１月21日（日本時間22日）に発表され、元オリックスでメジャーではシアトル・マリナーズで長く活躍した有資格１年目のイチロー氏（マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が、日本人選手初となる殿堂入りを果たした。注目の得票率は99.7％となり、史上２人目、野手史上初となる満票選出には１票足りなかった。

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  ”満票選出ならず”の結果には、現地メディアも落胆した。多くの米国内のジャーナリストからは「名乗り出ろ、馬鹿野郎」（『NewYork Post』記者のジョン・ヘイマン氏）、「イチローに投票しなかったのは誰だ？」（『Fox Sports』アナリストのベン・バーランダー氏）などと不満の声が続出。

　さらに、Xフォロワー数45万人と影響力を持つ米スポーツベッティングサイト『ドラフト・キングス』のジャレッド・カラビス記者も自身のXで、「殿堂入り投票者がイチローの功績を見て『うん、私には相応しいとは思えないね』と言えるかどうかは分からない」と綴り、イチロー氏へ票を投じなかった記者へ痛烈な皮肉をぶつけている。

　資格１年目で圧倒的な票数を集めて殿堂入りしたイチロー氏。しかし、投じられなかった“１票”は各方面に波紋を広げているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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