千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムでロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表した佐々木朗希が現地１月22日（日本時間23日）、本拠地ドジャー・スタジアムで入団会見を行なった。

【動画】佐々木朗希がドジャース入り決断の理由を語る！ 　佐々木は冒頭、「ロサンゼルスの街全体が大変な時に、このようにたくさんの皆さんにお集まりいただき、ありがとうございます。そして会見を開いていただいたドジャースの皆様に感謝申し上げます。今日、こうしてドジャースのユニホームに袖を通してみて、改めてここでプレーするんだと、身が引き締まる想いです」と挨拶。大規模な山火事被害に見舞われたロサンゼルスの人々へ想いを寄せつつ、メジャー挑戦への第一歩に決意を新たにした。

　メジャー30球団のうち20球団以上が関心を寄せたと言われるなか、なぜドジャースを選んだのか。質疑応答では、この点に現地記者からの質問が相次いだ。佐々木は、決断の理由として、「どの球団も魅力があったが、いろんな話をしたうえで、総合的にドジャースがいちばんよかったという判断です」と語ったが、記者からの「ドジャースの売り込みで最も心を打ったものは何か？」という問いに対して、次のように語っている。

「一番はフロントの安定感かなと思います」

　この回答に対して、専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、自身のXで反応。「ドジャースの何が目立ったのかと聞かれると、ロウキ・ササキは非常に興味深い答えを返した」として、佐々木の回答を引用。続けて、「結局、パドレスのオーナーシップをめぐる混乱が佐々木獲得のチャンスを損ねたのかもしれない」と指摘。最終候補でドジャースと争っていたサンディエゴ・パドレスの経営権問題が佐々木の決断に影響したと推察した。

　背番号は昨季までミゲル・ロハスが背負っていた「11」を着用することが決まった佐々木。新天地での活躍が期待される。

構成●THE DIGEST編集部
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