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「This is it(これだ)」6年前、17歳の佐々木朗希を初めて見たド軍スカウトが当時を回想「どれほどの衝撃を受けたか」

THE DIGEST編集部

2025.01.23

入団会見で佐々木とフリードマン編成総責任者が握手を交わした。(C)Getty Images

入団会見で佐々木とフリードマン編成総責任者が握手を交わした。(C)Getty Images

 現地1月22日にロサンゼルス・ドジャースが佐々木朗希の入団会見を行なった。ドジャースにとっては長年の願いが成就した瞬間だった。

 ドジャース公式ブログ・機関紙『Dodger Insider』のキャリー・オズボーン氏が、22日の記事で球団と佐々木の関係を伝えている。

 ドジャースが佐々木をマークし始めたのは6年前。佐々木が大船渡高校3年生だった17歳の時だった。

「2019年3月、ゲイレン・カー(選手人事担当副社長)が佐々木の投球を初めて直接見たのは、佐々木が高校3年生の時。日本のプロ野球球団から大勢のスカウトを集めていたセンセーショナルな右腕に、ドジャースが関心を持った始まりだった」

 当時スカウトだったカー氏は、それから6年後に『どれほどの衝撃を受けたか』と当時を振り返った。

「非常に機動力のある選手だった。簡単に身体を折り曲げることができ、手足が長くボールを簡単に投げる。速球は100マイル(約160.9キロ)に達していた。アスリートとしてマウンドでの落ち着きと存在感は、その年齢の選手としては最高だった」

 17歳の佐々木の身体能力と圧倒的な強さを目の当たりにしたカー氏は、アンドリュー・フリードマン編成総責任者にメールを送ったという。

「This is it(これだ)」

【動画】ドジャース公式が、佐々木朗希の入団会見をフル配信!
 
 カー氏は、フリードマン編成総責任者に「佐々木は信じられないほどの才能を秘め、今後数年間、ドジャースが注意深く監視するべき選手だ」と熱心に説明したと振り返った。

 それからドジャースは佐々木に注目し続け、スカウト陣は頻繁に視察を行なった。フリードマン編成総責任者は24年のシーズン終盤戦に日本に赴いて、佐々木を自身の目でチェックしている。

 フリードマン編成総責任者も佐々木の入団会見の際、「この瞬間までの私たちの旅は、ゲイレン・カー、イシュマエル・クルーズ、ジョン・ディーベル、そして他の環太平洋スカウトたちが、大船渡高校でロウキの投球を観戦する機会に恵まれた6年前に始まった」と回顧した。

「私たちはロウキとの契約に、これ以上ないほど興奮している。ロウキがドジャースファミリーに加わることを光栄に思う。ロウキは球団の豊かな伝統に貢献するだけでなく、ドジャースの歴史の次の章を書き上げるうえで重要な役割を果たすだろう」

 佐々木の入団は、ドジャースにとって大きな勝利となった。

構成●THE DIGEST編集部

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