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「佐々木朗希ほどの才能はないが…」ナショナルズ移籍決定の中日・小笠原慎之介を地元記者は大歓迎! “投手王国”日本市場に強い関心「関係構築がカギだ」

THE DIGEST編集部

2025.01.25

中日の小笠原のMLBナショナルズへの移籍が決定した。写真:鈴木颯太朗

 現地1月24日、中日からポスティングシステムを使用してメジャー移籍を目指していた小笠原慎之介がワシントン・ナショナルズに入団することが決まった。同球団の公式サイトによると、2年契約で合意したと発表した。
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 ポスティング期間の交渉期限ギリギリでの滑り込みだった。米東部時間24日の午後5時(日本時間25日午前7時)に迫っていた中、日本人左腕は首都ワシントンを本拠地とするナショナルズと2年総額350万ドル(約5億4000万円)で契約を交わした。中日には譲渡金70万ドル(約1億円)が支払われる。

 今オフ活発化する米移籍市場において、去就が最後まで決まらなかった日本人選手には地元メディアも関心を示している。米メディア『Federalbaseball』は「ナショナルズが日本市場に初進出」と題した記事を配信。「ナショナルズはシンノスケ・オガサワラをアジアから史上初めて直接契約で獲得した」と興味津々だ。
 
 記事を執筆したサム・サリック氏は「何年もの間、私はナショナルズが日本市場に対して興味をまったく示していないことに不満を持っていたが、今日ついに彼らは大成功を収めた。27歳のオガサワラは佐々木朗希(ロサンゼルス・ドジャース)ほどの才能はないかもしれないが、メジャーリーグで即通用するレベルの左腕だ。NPBでオールスターに選出され、昨シーズンは144.1イニングで防御率3.12を記録した」と紹介し、ブルペンでのロングリリーフとして起用されると予想している。

 同氏は「私にとってこのサインで最もエキサイティングなことは、オガサワラという選手ではなく、これが何を意味するのかだ。日本は、特に投手陣において最も才能ある選手を輩出している市場である」と指摘。続けて、「この契約によって、ナショナルズはもうアジア市場を無視しないという意思表示をしたことになる。日本人選手との将来的な契約には、関係構築がカギとなる」と論じ、小笠原の活躍次第ではさらなる日本人選手の獲得を示唆した。

 過去、球団に所属した日本人選手では前身のモントリオール・エクスポズ時代に伊良部秀輝、吉井理人がおり、ナショナルズと名称を変更してからは大家友和が在籍。すべて投手だった。2019年にワールドシリーズ初制覇を成し遂げたナショナルズだが、近年は低迷。20年から4年連続ナ・リーグ東地区最下位に沈み、昨季は71勝91敗の借金20だった。

 暗黒期からの低迷脱却を図るため、日本人左腕にかかる期待は相当大きいようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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