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元アストロズ投手が謝罪も“サイン盗みの告発者”を非難「クラブハウスのルールが破られたのは最低だ」

THE DIGEST編集部

2020.01.25

12~18年までアストロズに所属していたカイケル。“選手”として初めて公の場で謝罪を行なった。(C)Getty Images

12~18年までアストロズに所属していたカイケル。“選手”として初めて公の場で謝罪を行なった。(C)Getty Images

 メジャーで大騒動となっているアストロズによるサイン盗み問題。これに端を発し、監督のAJ・ヒンチ、当時ベンチコーチで18~19年にレッドソックスを指揮したアレックス・コーラ、当時は選手としてサイン盗みに関わり、このオフにメッツの監督に就任していたカルロス・ベルトランの3人が指揮官の座を退いた。

 そして現地24日、当時アストロズでプレーし15年にサイ・ヤング賞を獲得したダラス・カイケル(現ホワイトソックス)が、この騒動について公に謝罪を行なった。

 カイケルが告白したのは、アストロズが優勝した17年プレーオフでの出来事だ。野手が塁上にいないにもかかわらず、ベンチから様々なサインが送られていたのを、ダグアウトで目撃したという。つまり、サインを盗んで打者に指示を出していたことを示唆したわけだ。「ルール違反だったかと聞かれればおそらくそうであり、このような状況を招いたことを申し訳なく思っている」と、サイ・ヤング賞左腕は謝罪を口にした。
 
 サイン盗みについては「すべての試合で行なわれていたわけではない。上手くやる選手もいたし、時にはグループでサインをしても打てなかったことがあった」という。

 しかしその一方で、サイン盗みの告発者となった元チームメイトのマイク・ファイアーズ(現アスレティックス)に関しては、「クラブハウスのルールが破られたのは最低だ。彼については言いたいことはない」と猛烈に非難している。

 選手として初めて“謝罪”したカイケルを巡っては「質問に答えたのは良いことだ」「彼は常に誠実な男」「カイケルは称賛に値する」という声もある一方、「“申し訳なく思っている。でもマイクは最低だ。”というのは謝罪じゃない」「この男が最低だ」と、賛否両論巻き起こっている。

構成●THE DIGEST編集部

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