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「野球の歴史でほぼ前例がない」ベッツのショート転向に隠された“ドジャースの戦略”と“本人の想い”とは? 米報道

THE DIGEST編集部

2025.02.05

2025シーズンはショートに転向予定のM・ベッツ。(C) Getty Images

2025シーズンはショートに転向予定のM・ベッツ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは、昨年の主軸選手の多くを抱えたまま、オフシーズンを通じて実績のあるスター選手をさらに加え、チームを充実させることに成功している。現時点でチーム状況に大きな変更を加える必要性は低いようにも思える。それだけに、ゴールドグラブ賞を6回受賞した32歳の外野手、ムーキー・ベッツを内野に配置転換しようとしているのは、ある意味で意外だと、現地4日、米スポーツサイト『The Sporting News』が報じた。

 同メディアによると、その理由を紐解く鍵は、『Los Angels Times』の編集者ヒューストン・ミッチェル氏のコメントにあった。

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 ミッチェル氏は、読者からの「なぜゴールドグラブ賞を獲得するような外野手であるベッツを、ショートにコンバートするのか? それに、ショートにはミゲル・ロハスもいるではないか?」という質問に対し、以下のようにチームの考えとベッツの高い目標を明らかにしたという。

「第一に、ベッツは土の上でプレーするのが好きだ。なぜなら、ショートは彼が子供の頃に最初に守っていたポジションだから。第二に、彼もチームも、ショートにコンバートすることで、試合中のランニング距離を減らし、フレッシュな状態を維持できると考えている。第三に、ベッツ自身がメジャーリーグレベルのショートになれると信じており、また、それを証明したいと熱望している。彼はキャリアの途中においても、受賞歴のある外野手から日常的に活躍できるショートへの転向を成功させることができると考えている。これは、野球の歴史においてほとんど前例のないことだ」

 ベッツがショートにコンバートされることで、ドジャースはテオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマン、マイケル・コンフォートの3人を外野に並べることができる。しかし、『The Sporting News』は2025年シーズン開幕時に、ベッツの「前代未聞」の挑戦の展開次第では、彼が再び外野に戻る可能性もあると指摘している。

 はたして、ベッツは前例のない挑戦を成功させることができるのか? 彼の新たな挑戦に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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