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大谷翔平の退団→ファン熱気と入場者数低下→ワースト99敗、どん底エンジェルスの25年は…「しかし、トラウトが球界最高選手のひとりに」米予測に地元メディア感心

THE DIGEST編集部

2025.02.05

エンジェルスの躍進は、主砲トラウトの活躍にかかっている。(C)Getty Images

 近年のロサンゼルス・エンジェルスは成績が振るわない。2014年を最後にポストシーズン進出はなく、大谷翔平が在籍していた18~23年シーズンも同様に届かなかった。大谷が退団した24年はファンの熱気と入場者数が低下。チームも球団ワースト記録の99敗を喫するなど、まさにどん底の状態だ。

 ただ、25年シーズンは期待できるかもしれない。春季キャンプを前に米データサイトが新シーズンの各球団や各選手の成績を予測。そのなかでエンジェルスの主砲マイク・トラウトが好成績を残すと予想されたのだ。

 エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は近年のふがいない成績に触れながら、「しかし、トラウトがふたたび球界最高の選手のひとりとなるような数字が予測されている」と、驚きと喜びを綴った記事を配信した。

「この時期、さまざまなサイトがシーズン成績を予測する。ほとんどのファンは応援するチームや選手の成績を"もっと高く予想してくれ"と文句を言うが、トラウトのケースは、それに当てはまらない。ファンはトラウトの予想データが当たることだけを祈っている」

 米データサイト『FanGraphs』の成績予測システム『Steamer』は、トラウトが130試合に出場して31本塁打を放つと予想。ISOで8位、SLGで16位、wOBAで18位、wRC+で19位、攻撃的fWARで23位と、トップクラスの成績を残すと見通した。

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 同メディアは、「エンジェルス周辺で働く人たちにとって、トラウトが130試合に出場するだけでも十分だと理解している。また31本塁打は、ボビー・ウィットJr.、カイル・タッカー、ジャンカルロ・スタントンと同数。本当に素晴らしい予測だ」と感心した。

 近年は毎年のように怪我を繰り返し、ファンの期待を裏切っているトラウトは、25年に従来の中堅手から外野コーナー(右翼手か左翼手)、またはDHとしてプレーすると予想されている。守備の負担を軽減し、健康な状態でシーズンを戦い抜くためのアイデアだ。はたして25年のトラウトはどのような結果を出してくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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