ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告に対して、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁は禁錮４年９か月を言い渡した。また、地検の求刑通り、大谷への賠償金1697万5010ドル（約26億円）の支払いも命じた。
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　黒のスーツを身に纏い、白シャツにネクタイをしめて法廷に姿を現わした水原被告。髪は襟足にかかるくらいにまで伸びていた。詰めかけた報道陣から「今のお気持ちは？」「大谷選手へ一言お願いします」などと問われるも無言を貫き通した。
  　米メディア『Dodgers Nation』によれば、水原被告は証言台で「大谷選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪し、「この過ちは私の残りの人生に影響を与えるだろうし、その結果を受け入れる覚悟はできている」と語ったという。

　また、米スポーツサイト『The Athletic』により、大谷になりすました水原被告が銀行員と電話でやり取りし、不正送金を行なった様子が音声データで公開されたが、その件について問われると、水原被告の弁護士は「私たちはそれに異議を唱えません」と回答したと伝えた。

　水原被告はアメリカ国籍を持たないため、刑期を終えたあとは、日本へ強制送還されるとみられている。

構成●THE DIGEST編集部

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