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「ついに獲得した」FA大物ブレグマン、3年総額1億2000万ドルでレッドソックスへ「シーズンの行方を変える契約」専門メディアがフロントを称賛

THE DIGEST編集部

2025.02.13

3年1億2000万ドルでレッドソックスと契約合意したと報じられたブレグマン。(C)Getty Images

3年1億2000万ドルでレッドソックスと契約合意したと報じられたブレグマン。(C)Getty Images

 ようやくFA大物内野手アレックス・ブレグマンの去就が決着した。

 現地2月12日、米メディア『The Athletic』のチャンドラー・ローム記者が「ブレグマンとレッドソックスの契約は3年1億2000万ドル(約185億円)と関係者が明かした。毎シーズン終了後のオプトアウト(契約破棄)の権利が含まれる」と伝えた。

 米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者によると、ブレグマンの契約には後払いが含まれているという。

 大物内野手の獲得報道を受けて、レッドソックス専門メディア『BoSox Injection』は、「必要としていた右打者のブレグマンを獲得した。シーズンの行方を変える契約だ」と報じた。

「12月にフアン・ソトの争奪戦に敗れたレッドソックスは、オフシーズンのインパクトある打者として、ヒューストン・アストロズからFAとなったブレグマンに狙いを定めた。アストロズ、シカゴ・カブス、デトロイト・タイガース、トロント・ブルージェイズの4チームと数か月にわたる交渉の末に獲得。各シーズン終了後に契約解除できる3年契約を結んだ」

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 ブレグマンを巡っては、古巣アストロズが11月に6年1億5600万ドル(約240億円)の条件を提示したもののブレグマンが拒否。複数報道によるとブレグマンは6~7年で2億ドル(約308億円)を求めていたという。

 レッドソックスが提示した3年1億2000万ドルの年俸は4000万ドル(約61.6億円)。『BoSox Injection』によると、最後まで競合したといわれるタイガースの条件は、6年1億7000万ドル(約262億円)で、年俸換算すると2833万ドル(約43.6億円)となるため、より高額条件のレッドソックスを選んだようだ。

「2017年のアストロズ・コーチ時代にブレグマンと接していたレッドソックスのアレックス・コーラ監督は、三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞したブレグマンを、二塁手としてイメージしていると語った。ボストンにはダスティン・ペドロイアの引退以来、安定した二塁手がおらず、ブレグマンがベストな選択肢となっている」

 24年のブレグマンは、打率.260、出塁率.315、長打率.453、26本塁打を記録。巨大フェンスで知られるレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークでは、これまで21試合に出場して打率.375、出塁率.490、長打率.750、OPS1.240をマークしている。同メディアも、「トレバー・ストーリーとともにレッドソックスの打線の中心として大いに貢献するだろう」と新戦力の活躍に期待した。

 さらに、「球団は今オフの2つの大きな課題を一気に解決した。ブレグマンとの短期的な契約で、打線に求められていた軸が生まれ、内野に優れた守備力をもたらす。レッドソックスの戦略が功を奏した」と、フロントの動きを称えている。

構成●THE DIGEST編集部

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