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ダルビッシュ有、自身への“人種差別行為”を水に流して因縁選手の獲得に理解。GMが3回確認も「気にしない」

THE DIGEST編集部

2025.02.19

ダルビッシュが過去にとらわれずグリエルの獲得を支持した。(C) Getty Images

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が過去の因縁浅からぬ選手の加入に対し、寛大な対応をみせたと現地メディアが伝えている。

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 現地2月18日、パドレスはユリエスキ・グリエルとマイナー契約を結んだことを発表。NPBのDeNAでのプレー経験もある40歳は、ヒューストン・アストロズに所属していた2017年のワールドシリーズ第3戦で、当時ロサンゼルス・ドジャースに所属していたダルビッシュから本塁打を放ち、その後ベンチに戻った際に両目を吊り上げる仕草を見せて「チニート(中国人の少年)」と言い放ち、人種差別行為として問題視された。グリエルには翌18年、開幕5試合出場停止の処分が科せられている。
 
 地元メディア『The San Diego Union Tribune』は、グリエルの入団に際して、「ダルビッシュ有、パドレスがグリエルと契約することに賛成か」と題した記事を掲載。記事では、今回の契約に関して、AJ・プレラーGMが少なくとも3回、ダルビッシュに確認を取ったとし、ダルビッシュは同GMに「気にしないよ」と伝えたという。また、ダルビッシュは「彼にも家族がいる。彼らにとっても大げさにはしたくなかった」と語ったと報じている。

 6月には41歳になるグリエルは昨季、ブレーブス傘下の3Aでプレーし、8月にカンザスシティ・ロイヤルズへトレードされてメジャー昇格。18試合に出場するも、打率.241、6打点、0本塁打に終わっている。果たして、グリエルは過去を水に流して迎え入れたダルビッシュに、バットで恩返しできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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