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菅野智之の初ブルペンに同僚捕手が絶賛「完璧だった」 2日遅れで合流も指揮官は実績を尊重「ルーキー扱いしない」「スガノのペースで」

THE DIGEST編集部

2025.02.20

菅野が2日遅れでチームの春季キャンプに合流した。(C) Getty Images

菅野が2日遅れでチームの春季キャンプに合流した。(C) Getty Images

 大舞台に挑む35歳が“待望の”キャンプデビューを飾った。

【動画】オリオールズのユニホームに身を包み初めてのブルペン入り
 新たにボルチモア・オリオールズの一員となった菅野智之が現地時間2月18日、フロリダ州サラソタのキャンプ地で初めてブルペンで投げ込みを行なった。オリオールズのキャンプ開始後も菅野は、ビザ取得の関係から日本に滞在していたなどと報じられ、2日遅れで合流。この日、ようやく首脳陣の前で投球を披露するに至った。
 
 今オフ、巨人からメジャーでのプレーを目指し、“オールドルーキー”として話題となった菅野が新たなスタートラインに立ったその姿は、現地メディアの注目の的となっている。オリオールズの情報を扱う『masn』が現地時間2月18日に菅野の初ブルペンの投球をレポート。「35球を投げ、持ち前の精密な制球力を披露した」などと評し、スライダー以外の球種、フォーシーム、カッター、スプリッター、シンカー、カーブを投げた内容も記している。

 その上で同メディアは、「キャンプ合流が遅れ、土曜日に到着。そのため、ブルペン入りを昨日から今日に延期していたが、その待ち時間に十分見合う投球だった」と振り返っており、ボールを受けたゲイリー・サンチェスが、「完璧だった。全てがスムーズだった。ストライクをたくさん投げるのは日本の投手にありがちだけど、彼も例外じゃなかったし、素晴らしかった」などと述べた感想も紹介している。

 トピック内では今後のチームの方針も伝えており、「スガノは35歳で日本での実績も十分だが、オリオールズは彼をルーキー扱いするつもりはない」と指摘。首脳陣も菅野の新天地における適応に十分配慮する意向であるという。

 ブランドン・ハイド監督のコメントも掲載され、指揮官は菅野に対し「長年ハイレベルな舞台で投げてきた実績があるから、ベテランとして扱うつもりだ」と語っている他、「チームに慣れ、捕手たちと信頼関係を築く時間が必要だ。春季キャンプはそのためにある」として、調整を急がせないものと明かす。また同メディアは、「準備の進め方についてもスガノのペースを尊重する」と付け加えるなど、チームとしての日本人右腕への対応を説明する。

 メジャーでの初めてのキャンプを過ごす菅野へのサポートはまさに万全のようだ。その期待に応えるパフォーマンスを、シーズンを通じてどれだけ残せるか。新たな環境での菅野のピッチングには、これからも多くの視線が注がれることになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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