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マエケン復活へ好機 春季キャンプ開幕戦の“先発投手”に選出「ローテ獲得のためにここにいる」と気合十分 指揮官も「最も準備できている」と期待

THE DIGEST編集部

2025.02.20

春季キャンプ開幕戦の先発に指名された前田。(C) Getty Images

 MLBデトロイト・タイガースのAJ・ヒンチ監督は現地2月22日に行なわれるフィラデルフィア・フィリーズとの春季キャンプ開幕戦の先発投手に前田健太を指名。その意図を地元メディア『Detroit Free Press』に語った。

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 昨オフに野球人生初のFAでミネソタ・ツインズからタイガースに移籍した前田。しかしチームが終盤にかけて快進撃を続けるなか、36歳を迎えた右腕は不振にあえぎ、シーズン途中にブルペンへの配置転換を経験した。29試合に登板し3勝7敗、防御率6.09とMLBキャリアワーストの成績を記録。先発した17試合では防御率7.42、リリーフ登板した12試合では防御率3.86だった。

 ヒンチ監督は今季、春季キャンプの早い段階で前田に多くのチャンスを与えることで、日本人右腕に開幕を先発ローテーションの一角として迎えさせるかブルペンで迎えさせるかの決断を下すつもりだという。「マエダは何かを証明するためにここに来ており、良いスタートを切っている。我々は試合に臨む準備ができているか否かで(選手起用を)判断しているが、マエダは最も準備ができている」と前田がチームで最初にチャンスを得るべき理由を語った。

 前田自身はキャリアを通して務めてきた"先発投手"という役割に誇りを持っている。「先発ローテーションの座を獲得するためにここにいる。そのために100%の力を尽くすつもりだ」と意気込む通り、今年初のライブBP(バッティング練習)で92マイル(約148キロ)と昨年比で6マイル(約10キロ)速いボールを投げ込んだという。昨年の春季キャンプ全体を通して90マイル(約145キロ)以上の球を一度しか投げていなかったことからも、今年の開幕ローテにかける思いが伝わる。

 昨季ポストシーズンではロースター外となり出番の無かった前田。今季は主力としてチームの躍進に貢献できるか、春季キャンプからいきなり正念場を迎えることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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