今オフにロサンゼルス・ドジャースに加入したキム・ヘソンの評価が高い。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』によると、デーブ・ロバーツ監督が「彼は守備だけで試合に勝つことができる」とキム・ヘソンの守備を称賛。春季キャンプで二塁、三塁のほかに中堅の守備にも入るという。

「学習能力が高く、適性があるキム・ヘソンは守備でコーチ陣を魅了している。ロバーツ監督は内野だけに縛り付けたくないと思っているほどだ。韓国時代に中堅を守ったことはないが、2020年に左翼手として44試合に出場している。高校に入るまでは外野でプレーし、中堅の守備が快適だと感じている」

　コーチ陣の信頼を得ているキム・ヘソンの開幕メンバー入りが濃厚の一方、ベンチからはじき出される選手もいる。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「高い評価を受けているキム・ヘソンは、さまざまなポジションを守ることになるだろう。それはつまり、かつての有望株だったアンディ・パヘスのメジャー生活の終わりを意味する」と、パヘスが開幕ロースターから外れる可能性を示唆した。

【動画】グラスノーと対戦したキム・ヘソン ＆ 遊撃の守備練習
  「キム・ヘソンは開幕戦で二塁手として出場する可能性があり、外野は左翼がテオスカー・ヘルナンデス、中堅がトミー・エドマン、右翼がマイケル・コンフォートで、遊撃がムーキー・ベッツとなる。パヘスは22年に１度だけ三塁手で１イニングをプレーしたが、基本的に外野でしかプレーしていない。その汎用性の欠如がベンチ入りする可能性を間違いなく低下させる」

　24年４月にメジャーデビューを果たした24歳の外野手は、116試合に出場して打率.248、13本塁打、46打点をマーク。「パヘスの堅実で心強いパフォーマンスを考えると残念に思うが、ドジャースはオフに複数選手を獲得している」として、メンバー外もやむをえないと見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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