ボルティモア・オリオールズの有望株ジャクソン・ホリデイ内野手に大きな注目が集まっている。
2022年のドラフト全体1位でオリオールズに指名されたホリデイは、2004年から18年にかけてコロラド・ロッキーズやセントルイス・カーディナルスなどで活躍し、07年に首位打者と打点王に輝いたマット・ホリデイの息子だ。
24年4月10日に20歳でメジャーデビューをはたしたホリデイは、しかし、デビュー後の10試合で34打数2安打、打率.059、18三振と結果を出せず、4月27日に3Aに降格。7月に再昇格したホリデイは7月31日のトロント・ブルージェイズ戦でグランドスラムを放ち、メジャー初アーチを記録している。24年のメジャー成績は、60試合の出場で、打率189、出塁率.255、長打率.311、5本塁打、23打点だった。
そんなホリデイに2年目の飛躍が期待されている。米誌『Sports Illustrated』のブラッド・ワカイ記者は現地2月24日の記事で、「オリオールズのヤングスターは、大谷翔平のスイングからインスピレーションを得て、周囲の期待に応えるかもしれない」と伝えた。
「模倣するのは、最も誠実な賛辞だと言われているが、誰もが期待する有望株のホリデイは、同じ左打者の大谷のスイングをまねした。24年のシーズン中、それまでのハイレッグキックから、日本のスーパースターのようにつま先タップのアプローチへと変更したのだ」
【動画】ホリデイの変更前と変更後の打撃フォーム & 大谷翔平とのスイングを並べて比較
足を上げない打撃フォームに変更したホリデイは、9月27~29日に行なわれたレギュラーシーズン最後のミネソタ・ツインズとの3連戦で、6打数4安打、1本の二塁打、3四球、1三振と安打を重ねた。
「大谷式のスタイルで数字を残せば、多くの懐疑論者を黙らせることができる。スイングの調整は、メジャーレベルで活躍するうえで、大きな影響を与える可能性がある。大谷のようなつま先タップに切り替えたことで、課題だった三振の数を減らせると本人は認識している」
このように記したワカイ記者は、ホリデイのコメントを紹介。「一番大事なのは三振を減らすこと。足を上げていた時よりも、ミスが少し減ったと感じているよ。それに、ボールを高い位置で打つことができれば、多くの安打を打てるチャンスがあると思う」と本人は説明している。
大谷のような打撃スタイルに変更した若手有望株は、2年目の25年シーズンにどのような結果を出すことができるのか。新加入した菅野智之とともに、オリオールズのホリデイにも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】大谷翔平が"LAアスリート"1位に選出! NBAやNFLのスターを押し退けトップに「レブロンを超えるには特別な何かをしなければいけないが、オオタニは…」
2022年のドラフト全体1位でオリオールズに指名されたホリデイは、2004年から18年にかけてコロラド・ロッキーズやセントルイス・カーディナルスなどで活躍し、07年に首位打者と打点王に輝いたマット・ホリデイの息子だ。
24年4月10日に20歳でメジャーデビューをはたしたホリデイは、しかし、デビュー後の10試合で34打数2安打、打率.059、18三振と結果を出せず、4月27日に3Aに降格。7月に再昇格したホリデイは7月31日のトロント・ブルージェイズ戦でグランドスラムを放ち、メジャー初アーチを記録している。24年のメジャー成績は、60試合の出場で、打率189、出塁率.255、長打率.311、5本塁打、23打点だった。
そんなホリデイに2年目の飛躍が期待されている。米誌『Sports Illustrated』のブラッド・ワカイ記者は現地2月24日の記事で、「オリオールズのヤングスターは、大谷翔平のスイングからインスピレーションを得て、周囲の期待に応えるかもしれない」と伝えた。
「模倣するのは、最も誠実な賛辞だと言われているが、誰もが期待する有望株のホリデイは、同じ左打者の大谷のスイングをまねした。24年のシーズン中、それまでのハイレッグキックから、日本のスーパースターのようにつま先タップのアプローチへと変更したのだ」
【動画】ホリデイの変更前と変更後の打撃フォーム & 大谷翔平とのスイングを並べて比較
足を上げない打撃フォームに変更したホリデイは、9月27~29日に行なわれたレギュラーシーズン最後のミネソタ・ツインズとの3連戦で、6打数4安打、1本の二塁打、3四球、1三振と安打を重ねた。
「大谷式のスタイルで数字を残せば、多くの懐疑論者を黙らせることができる。スイングの調整は、メジャーレベルで活躍するうえで、大きな影響を与える可能性がある。大谷のようなつま先タップに切り替えたことで、課題だった三振の数を減らせると本人は認識している」
このように記したワカイ記者は、ホリデイのコメントを紹介。「一番大事なのは三振を減らすこと。足を上げていた時よりも、ミスが少し減ったと感じているよ。それに、ボールを高い位置で打つことができれば、多くの安打を打てるチャンスがあると思う」と本人は説明している。
大谷のような打撃スタイルに変更した若手有望株は、2年目の25年シーズンにどのような結果を出すことができるのか。新加入した菅野智之とともに、オリオールズのホリデイにも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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