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菊池雄星が大谷翔平へのHR献上を「それでいい」と語る理由。レジェンドが「ありえない」と断じた捕手のリードを擁護「一番『あり得ない』のは...」

THE DIGEST編集部

2025.03.02

捕手のリードに対する批判に反論した菊池。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星投手は現地2月28日のロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に先発登板。先頭バッターの大谷翔平投手(ドジャース)に左翼フェンス越えの先制ホームランを浴びた。

 この被弾に識者からエンジェルス捕手のローガン・オホッピーへの批判が集まるなか、菊池はそれらの意見に反論した。

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 この一打について、日本時間3月2日にTBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演した上原浩治氏は「カウントですよね。3―2からあそこを要求する捕手の気持ちが僕の中では分からなかった」とコメント。フルカウントから外角高めの球を要求したオホッピーのリードに疑問を呈した。

 また、同じく同番組に出演した工藤公康氏も「ありえないよね」と上原氏に同調。「オープン戦っていうのもあるのかもしれないんですけど」と前置きしながらも、「3-2のカウントで高めに投げるっていうのは野球界ではあんまりないんですよ。低めの変化球であったり、高めに行くならインサイドに構えることが多い」と続けた。

 菊池は同日、これらの発言を紹介した記事を引用する形でXを更新。「このままでは捕手に申し訳ないので発信します。」と書き出し、「ありえない」と評されてしまったオホッピーを擁護した。

「まずはじめに、一番『あり得ない』のは、四球を出すことでした。世界一の選手と、結果を気にせずに対戦出来るオープン戦において、四球ほど勿体無いものはありません。かつ、僕もエンゼルスのユニフォームを着ての最初の打者。四球スタートだけはあり得ないわけです」

「シーズン中に同じ配球をするか?は全く別の話です。ただ、我々は勝負を楽しみたかっただけなのです。なぜなら目の前に立っているのは世界一の選手だから。腕を振ったストレートを、オープン戦の一打席目に完璧に仕留められた。凄いの一言です。めちゃくちゃ悔しいですが、それでいいのだと僕は思います」

 最後に菊池は「決して大先輩方に盾突くつもりはありません。僕と捕手の考えをお伝えしたかっただけです」とリスペクトを表した。

構成●THE DIGEST編集部

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