専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

大谷翔平が菊池雄星から初回豪快弾。改めて浮き彫りになったエンジェルスの“戦力低下”を米記者がチクリ「なぜ彼を残さなかったのか」

THE DIGEST編集部

2025.03.01

花巻東対決となったエンジェルス菊池(左)とドジャース大谷(右)。軍配は後輩に上がった。(C)Getty Images

花巻東対決となったエンジェルス菊池(左)とドジャース大谷(右)。軍配は後輩に上がった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地2月28日、米アリゾナ州グレンデールで行なわれたロサンゼルス・エンジェルスとのオープン戦に1番・指名打者で先発出場し、いきなり先頭打者ホームランを放った。スーパースターがぶち込んだ強烈な一発に、古巣も驚きを隠せなかったようだ。
【動画】エンジェルス菊池雄星から放った大谷翔平の“今季第1号”!

 初回の第1打席だった。花巻東高の先輩でもある相手先発の菊池雄星に対し、カウント3-2からの6球目、外角高めの速球を強振すると、逆方向に伸びた打球は左翼スタンドに吸い込まれた。初の対外試合で序盤から飛び出した花火にスタンドは総立ちで熱狂する様子を大谷本人は涼しい顔でダイヤモンドを一周した。

 古巣相手に挨拶代わりの一発を叩き込んだ大谷。2018年から23年までエンジェルスを代表するスタープレーヤーだった彼が、昨シーズンから同じ本拠地を置くライバル球団で活躍する姿に米メディアは同情を寄せている。米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は「ショウヘイ・オオタニは、エンジェルスがなぜ彼を残すべきだったのかを見せつけた」と自身のXに投稿。あらためて大谷“不在”の大きさをチクリと指摘している。
 
 一方で、米スポーツサイト『The Sporting Tribune』のジャック・ジェーンズ記者は菊池のピッチングに注目。立ち上がりは注文をつけたが、「ユウセイ・キクチはショウヘイ・オオタニに先頭打者アーチを、さらにムーキー・ベッツとトミー・エドマンには連続適時打を打たれた。初回は2点を失ったが、2回以降はパーフェクト・イニングを連発し、最高の形で試合を終えた」と記し、新加入の日本人左腕の投球に及第点を与えた。

 菊池は試合後、「今日はすべての球種が機能していたと思う。初回は、少し(ストライク)ゾーンに投げすぎたかもしれない。2回と3回は自分の投球の位置を確認し、より効率的に投げることができた」と失点の場面を反省しつつ、確かな収穫を口にした。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】大谷翔平が初実戦、第1打席で“今季第1号”! 花巻東高の先輩・菊池雄星から左翼スタンドに叩き込む「早速ユニコーン」「史上最高選手と呼ばれる理由がある」

【記事】大谷翔平、2年連続OP戦初戦で“逆方向アーチ”! MLB公式が昨年の1発と比較「この男にとっては簡単なこと」「ショータイムのスタートだ」「来年の初戦でも打つだろうな」

【記事】「信じられない音が響いた」米大手メディアも大谷翔平の今季初アーチに衝撃!「左肩への懸念をたった1打席で払拭した」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号