2025年シーズン、低迷からの巻き返しを目指すロサンゼルス・エンジェルス。オフには積極的な補強を行なっており、球団ワーストの99敗を喫した昨季の雪辱を誓い、新たな戦いに臨む。

【動画】ホルヘ・ソレアが放った478フィート（約146ｍ）の一発！ 　その中で昨年10月に加入した新戦力が頼もしい声を発している。アトランタ・ブレーブスからトレードで獲得したホルヘ・ソレアの意気込みを、米メディア『CLUTCHPOINTS』が伝えている。

　メジャーキャリア11年を誇るソレアは、カンザスシティ・ロイヤルズ在籍時の2019年には48本塁打でホームラン王のタイトルも獲得した。昨年も夏まで所属したサンフランシスコ・ジャイアンツ、ブレーブスで計21発を記録。エンジェルス打線においても、長距離砲としての期待が懸かる。

　３月１日に配信となった同メディアによる、「元ブレーブスのスターがエンジェルス加入について本音を語る」と銘打たれた特集記事では、「ホルヘ・ソレアは、エンジェルスのポストシーズンの空白がまもなく終わると考えている」などと綴られている。

　また、『MLBネットワーク』でソレアが語ったコメントを紹介。エンジェルスに対し、「このチームはハングリーだし、準備は整っている」「ここ数週間を振り返っても、チームの雰囲気がいかに違うかが分かる」と新天地の印象を述べたという。さらに、2014年以来となるポストシーズン進出についても、「間違いなく、このチームならやれると感じている」と意欲を示している。

　そして、『CLUTCHPOINTS』では、一昨年まで在籍した大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）の流出が現在でも「大きな痛手だった」と振り返りながら、ソレア獲得で「オオタニの穴を埋めようとしている」と指摘。さらに、「エンジェルスは現在、アメリカン・リーグで戦えるチームを作ろうとしている。その中で、ソレアの加入は重要な戦力強化となる」と33歳に高い評価を送る。

　加えて同メディアは、「ソレアはこれまで、カンザスシティ・ロイヤルズ、マイアミ・マーリンズ、シカゴ・カブスでもプレー。通算191本塁打、516打点を記録している。エンゼルスファンは、新たに加わった強打者がどれだけのインパクトを与えられるか、大きな期待を寄せている」などと見通し、トピックを結んでいる。

　ワールドシリーズ制覇も２度経験するなど、プレーヤーとして高い実績を誇るソレアの加入は、決して小さくはない戦力アップとなるだろう。打棒とともに、チーム内でどれだけの存在感を発揮するのか、非常に楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部
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