現役時代、通算703本塁打をマークしたアルバート・プホルス氏が、来年開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表監督に就任した。メジャー公式サイト『MLB.com』が報じている。
【画像】オオタニ、トラウトだけじゃない! 各国のスタープレーヤーを一挙紹介!! 2022年シーズンを最後に、現役を引退したプホルス氏は、セントルイス・カーディナルスやロサンゼルス・エンジェルスなど3球団で球界屈指のスラッガーとして活躍。オールスター出場12回、MVP3度選出など輝かしい実績を残した。現役引退後はドミニカ共和国の国内リーグなどでの監督も務めており、今後は母国代表チームを率いることに。『MLB.com』では代表監督就任のニュースの中で、「プホルスは選手として2006年の第1回大会に出場し、7試合で本塁打1、打点3を記録した」などの経歴も紹介している。
さらに同メディアでは、3月2日配信のトピックにおいて、プホルス氏がメジャー球団の監督にも関心を示しているとも伝えている。その中では、古巣エンジェルスのキャンプ地を訪れた際に行なわれたインタビューで、MLBの監督を目指していると明かし、「私は常にその願望を持ち続けていた」などと語ったという。
さらに、プホルス氏のメジャー監督への想いは強く、「チャンスが来るなら、いつでも準備はできている。今年でも来年でも、どこかのチームから話があれば、断る理由はないよ。まずはWBCに集中するつもりだけど、もしメジャー球団から声がかかれば、話を聞く準備はできているよ」と意欲的な言葉も紹介されている。
今回のトピックでは、エンジェルスのロン・ワシントン監督のコメントも掲載。プホルス氏について、「アルバートは野球を深く理解している選手だった」などと選手時代を振り返り、「メジャーで監督を務めるのも時間の問題だろう」と評している。
また、プホルス氏はもちろん、WBC代表チーム指揮官にも前向きに取り組むとして、「新しい扉が開かれた気分だ。これは名誉なことだし、誇りに思う。現役時代にドミニカ代表としてプレーした経験があるけど、今度は監督としてチームを率いる立場になる。素晴らしい選手たちと一緒に戦うのが楽しみだよ」として、モチベーションの高さを表わしている。
メジャー監督への情熱を燃やすプホルス氏。大きな夢を胸に秘め、まずはドミニカ共和国代表監督として、同国2度目の世界一を目指す。
構成●THE DIGEST編集部
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