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MLB

キム・ヘソンの適応遅れで開幕ロースター入りに暗雲? 二塁手は万能なエドマン起用も? ロバーツ監督「まだ選択肢はたくさんある」

THE DIGEST編集部

2025.03.04

KBOとMLBの球速の違いが、キム・ヘソンにとって障壁となっている。(C)Getty Images

KBOとMLBの球速の違いが、キム・ヘソンにとって障壁となっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは、充実した春季キャンプを送る一方で、二塁手の選定という重要な課題に直面している。韓国プロ野球(KBO)出身のキム・ヘソンの適応の遅れが、チームの計画に微妙な影響を与えていると、現地3日にドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が伝えている。
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 キム・ヘソンは、守備力と二塁手の補強ポイントが合致し、ドジャースにとって理想的な補強と見られていた。しかし、デーブ・ロバーツ監督が指摘するように、KBOとMLBの球速の違いは、26歳のキムにとって障壁となっている。
 
 ロースターの絞り込みが始まる中、ロバーツ監督は選手の能力を最大限に引き出すため、様々なポジションでの起用を試みている。

「現在、センターのポジションにはジェームス・アウトマンとアンディ・パヘスという2人の選手がいる。キム・ヘソンにも少しセンターを試してもらった。トミー・エドマンはセンターを守ることができるので、彼には主に二塁でプレーしてもらい、様子を見ているところだ」と、ロバーツ監督はエドマンを二塁で起用する可能性を示唆した。
    
 また、ロバーツ監督は「キム・ヘソンがショートを守れることは分かっているし、春季キャンプを通して彼の成長を見たいと思う。彼もまだ選択肢のひとつだが、彼をセンターや二塁で起用することは、決して悪い選択ではないと考えている」と、キム・ヘソンのユーティリティ性や成長の可能性を語った。

 エドマンの二塁起用は、キム・ヘソンのマイナー降格を意味する可能性もある。開幕まで残りわずかとなり、ロースターの絞り込みも進む中、ロバーツ監督はチームにとって最善の決断を下す必要がある。日本での開幕戦に向け、どのような選手起用を見せるのか、注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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