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「ついにゴーストが現われた」OP戦初登板で好投のメッツ千賀滉大、NY紙が期待「“奇妙”な24年を経て、25年は力強い投球でスタートした」

THE DIGEST編集部

2025.03.05

故障続きだった24年から一転、25年は活躍が期待される千賀。(C)Getty Images

故障続きだった24年から一転、25年は活躍が期待される千賀。(C)Getty Images

 現地3月3日、ニューヨーク・メッツの千賀滉大がオープン戦に初登板し、マイアミ・マーリンズ打線を相手に2回無失点と好投。それを受け、地元紙『New York Post』は「ついにゴーストが現われた。チームはブルペン練習やライブBPでのさらなる投球を望んでいたが、本人の意向でマウンド復帰となった」と報じた。

 千賀は2024年、肩の張りや上腕の炎症、ふくらはぎの肉離れと度々故障。レギュラーシーズンでの登板はわずか1度だった。地元メディアやファンは、12勝を挙げてサイ・ヤング賞7位、新人王2位となったMLB1年目の活躍の再現を、今シーズンの千賀に求めている。

「“奇妙”な24年を経て千賀の25年は、実戦復帰の決意、進化した武器でマーリンズ相手に2回を無失点に抑える力強い投球でスタートした」

【動画】オープン戦初出場の千賀が、マーリンズ戦で2回無失点と好投
 
 千賀の決め球「ゴーストフォーク」は米国でも知られているが、マーリンズ戦で披露した新たな球種シンカーについて、「千賀はシンカーを3度(2つのボールとファウル)投げた。カルロス・メンドーサ監督は“危険な球だ。彼は様々方法で球種を操ることができる”と評価した」と同紙は振り返った。

「さらにオットー・ロペスを空振り三振に誘う微調整したスライダーにも取り組んだ。この試合で千賀は31球を投げて、20球でストライクを奪った。フォーシームの球速は96マイル(約154キロ)を計測。一塁へのベースカバーもやり遂げた。自分の健康状態よりも投球内容が話題になることを望んでいる右腕にとって、オープン戦初登板はすべてが好意的なものだった」

 不本意な24年を経て、25年の千賀はどのような投球を見せてくれるのか注目だ。同紙も、「千賀は力強く見えた。チームに必要とされるエース候補として活躍を期待している」とエールを送った。

構成●THE DIGEST編集部

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