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MLB

井口資仁氏、教え子の佐々木朗希は「ホッとした表情をしていた」 制球難を「アリゾナは乾燥しているので」と擁護、「もっと磨きがかかってくる」と今後へ期待

THE DIGEST編集部

2025.03.05

米デビュー戦となったレッズとのオープン戦で、3回、2安打、5奪三振、無失点と好投した佐々木(右)は、試合後に井口氏(左)のインタビューに応じた(C)Getty Images

米デビュー戦となったレッズとのオープン戦で、3回、2安打、5奪三振、無失点と好投した佐々木(右)は、試合後に井口氏(左)のインタビューに応じた(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地3月4日(日本時間)、米デビュー戦となるシンシナティ・レッズとのオープン戦に登板し、3回2安打、5奪三振、無失点と好結果を残した。

 試合後、佐々木は千葉ロッテ時代の恩師で、シカゴ・ホワイトソックス、サンディエゴ・パドレス、フィラデルフィア・フィリーズでプレーし、2度のワールドシリーズ制覇(05年ホワイトソックス、08年フィリーズ)を経験した井口資仁氏のインタビューに応じた。

 井口氏が日本と米国のキャンプの違いを聞くと、「自分の時間が多いので、(時間を)どう使うかで本当に変わるなと感じました。最近、ピッチングラボに入ってコーチといろいろ話して、そこで出た課題に取り組んでいるものが少しずつ成果として出てきているので、その点はいいのかなと思います」と語った。

 また、「きょうようやくオープン戦の初戦に投げましたが、開幕に向けて課題を教えてもらえますか?」と問われた佐々木は、「スピード自体はいつもよりそこそこ良かったので、またさらに一段階上げられたらと思います。あとはコントロールの部分でちょっと暴れてしまったり、イニングの入りで力が抜けてしまう部分もあったので、そこをなくしていけたらなと思います」と答えている。

 手応えがあった部分については、「1イニング目(5回)でストレート自体はすごく強いボールが投げられましたし、スプリットもいい感じで投げられたので、それは良かったと思います」と受け答え、3月18、19日に日本で行なわれる東京シリーズに関しては「まずはしっかり結果を残して、自分自身もやっていけるという自信をつけながら、準備できたらと思います」と回答した。

【動画】米デビューを飾った佐々木朗希の完全ハイライト!
 
 佐々木のインタビューを終えた井口氏は、教え子の米デビュー戦について、「最初のイニングから素晴らしい速球を投げていました。キャンプ中はスピードがなかなか出ないと言われていましたが、99マイル(約159.3キロ)出ましたし、変化球、スプリットもしっかり放れたと思います」と高評価した。

 続けて、「本人にインタビューをさせてもらいましたが、ちょっとホッとした表情をしていました。そのなかでさらにスライダー、フォークと、これから開幕までの2週間でしっかり調整してくれると思います」と期待を込めた。

 今後については、「最初はひっかけたり、抜けたりする球がありましたので、そのあたりのコントロールは課題になってくると思います。アリゾナは乾燥していますので、コントロールするのはなかなか難しいところがあるんですけども、佐々木投手にはもっといいフォークがありますので、もっと磨きがかかってくると思います」と、さらに調子を上げていくと見通している。

構成●THE DIGEST編集部

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