ネクスト・メジャーの予感が漂う圧巻の剛腕ぶりだった。
3月5日、侍ジャパンの2025年初陣となる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の強化試合・オランダ戦が京セラドーム大阪で行なわれ、日本が5対0で快勝を収めた。投手陣は先発の宮城大弥(オリックス)が3回を投げ4奪三振のパーフェクト投球をみせ、後を受けた5人の継投でオランダ打線をわずか1安打に抑える盤石な完封リレーで逃げ切った。なかでも、4番手でマウンドに上がった今井達也(西武)のピッチングに球場は騒然となった。
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今井は日本が1点をリードした6回から登板した。先頭打者を154キロの直球で空振り三振に仕留めると、続くディダーにはこの日最速となる158キロを計測。あまりの豪速球に球場は「おおおお...」とどよめきが起きたほど。結果的に四球を与えたが、後続をしっかり打ち取った。
7回も続投した右腕はこのイニングも伸びのあるストレートで押し切り、わずか3球で2アウトを奪う。最後はトロンプを鋭く曲がるスライダーで空振り三振に斬って取った。
2イニングを26球、3奪三振1四球無失点とほぼ完璧に近い投球内容でオランダ打線をピシャリと抑えた今井。最速158キロを2度も計測するほど、3月上旬での仕上がりの早さに2万8618人の観衆は目を丸くした。
今井は所属の西武ではエースとして先発ローテをけん引する存在だ。自身初の開幕投手を務めた昨季は2年連続となる二桁勝利(10勝8敗)を達成し、チームが最下位に低迷するなかリーグ最多奪三振のタイトルを獲得する獅子奮迅の活躍を見せた。
オランダ戦で魅せた150キロ中盤から後半に迫る直球の球威に加え、切れ味鋭いスライダーが武器。なおかつスタミナも豊富なら、来年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を考えたときには先発の不調や球数制限などで早期に降板したケースに備える「第2先発」として重宝されてもおかしくない。
かつてはメジャー挑戦を口にしたこともあった26歳の右腕は試合後、「自分の真っすぐで、外国人選手を押せるというか、どれくらい投げられるのかをテーマで投げた」「球界を代表してプレーすることは経験してみたい」と話し、夢舞台を意識したようなコメントを残している。
前回大会は今永昇太(現シカゴ・カブス)が「第2先発」の役割を十分に果たし、最後は世界一を決める決勝の先発マウンドを託されるほど、重要なキープレーヤーとなった。西武でも同じ番号を背負う「48」が侍投手陣の鍵を握る存在になるかもしれない。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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