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「タオル投球練習で指を骨折」韓国期待の26歳クローザーがまさかの災難でマイナー降格決定。「消えたメジャーリーガーになりつつある」と母国紙も嘆き節

THE DIGEST編集部

2025.03.07

韓国野球ファンの大きな期待を背負うコ・ウソク。2年目の今季こそMLBデビューを飾りたいところだ。(C)Getty Images

韓国野球ファンの大きな期待を背負うコ・ウソク。2年目の今季こそMLBデビューを飾りたいところだ。(C)Getty Images

 韓国野球界を代表する26歳クローザーが受難の日々を送っている。

 韓国全国紙『スポーツソウル日本語版』はマイアミ・マーリンズのコ・ウソク投手がマイナー降格の憂き目に遭ったと報道。「マーリンズは3月4日、マイナーキャンプに降格する6選手を発表。その中にコ・ウソクも含まれた。マーリンズの春季キャンプに招待選手として参加していたが、2月21日にウェイトルームで実施したタオルを用いたシャドーピッチングで、右手人差し指を骨折する怪我を負った」と説明している。
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 韓国国内屈指のクローザーだったコ・ウソクは2024年1月、LGツインズから鳴り物入りでサンディエゴ・パドレスに入団。2年総額450万ドル(約6億8000万円)の契約を結んだ。さっそく韓国開催だった「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」にも帯同し、ロサンゼルス・ドジャース戦でのMLBデビューに期待がかかるも、開幕直前に非情なるマイナー降格。5月にはトレードでマーリンズへと移籍した。

 マーリンズでもすぐさまDFA(事実上の戦力外)を言い渡され、3A傘下のジャクソンビル・ジャンボシュリンプで16試合2勝1ホールドの防御率4.29、2A傘下のペンサコーラ・ブルーワフーズで28試合2勝3敗3セーブの防御率8.04と、昨季は厳しい成績に終わっていた。

 再起をかけて臨んだ春季キャンプでも不運に見舞われたコ・ウソク。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)直前、過激な発言で物議を醸したのは記憶に新しい。

 とある韓国メディアとのインタビュー内で、日本代表である大谷翔平との対戦の可能性を問われた際、コ・ウソクは「真ん中に投げたら(大谷が)ホームランを打つのかという考えが先に浮かんだ。本当にいざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない。(塁に)出して、次の打者と勝負する」とコメント。これが“故意死球”を示唆すると捉えられ、日韓両国で批判の的となったのだ。
 
 しかし、実情は少し違っていたようだ。コ・ウソク自身はのちに別の韓国メディアとのインタビューに応え、「『(最初は)真ん中に強く投げたい』と話したら、(当時の記者から)『もう少し面白く話してほしい』と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだったが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない。それが一番悔しい」と真意を明かしている。

 今回のマイナー降格を受けて『スポーツソウル』紙は「オープン戦には一度も登板することなく、コ・ウソクはマイナーキャンプでリハビリに専念することになった」と記し、「何よりもまず克服すべき課題は右手負傷からの回復だ。リハビリを終えて初めて彼には再びMLB昇格のチャンスが与えられる。“消えたメジャーリーガー”になりつつあるコ・ウソクは、悲願のMLBの舞台に立つことができるのか。試練の時間は続く」と続けた。

構成●THE DIGEST編集部

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記事参照元●スポーツソウル日本語版
大谷翔平に「故意死球」発言騒動もあった韓国投手がマイナー降格…“タオル投球練習”で指骨折

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