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「世界一幸運な男だったのに…」実刑判決を受けた水原一平被告の“真っ赤な嘘”に韓国メディアも唖然!「底なしの闇に落ちた」「人生最大の危機」

THE DIGEST編集部

2025.02.08

おびただしい数の報道陣に詰め寄られる水原被告。今回も無言を貫いて裁判所を後にした。(C)Getty Images

おびただしい数の報道陣に詰め寄られる水原被告。今回も無言を貫いて裁判所を後にした。(C)Getty Images

 米カリフォルニア州の連邦地裁は現地2月6日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われていた水原一平被告に実刑判決を言い渡した。4年9か月の禁錮刑で、検察側は大谷への約1700万ドル(約26億円)の賠償命令も発している。
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 突如として賭博スキャンダルが急浮上したのは、昨年3月に韓国ソウルで行なわれたMLB開幕シリーズ、ドジャースvsサンディエゴ・パドレス2連戦の最中だった。今回の判決には韓国メディアも大きな関心を寄せており、全国紙『スポーツ朝鮮』は「世界一幸運な男が転げ落ちた」と題したレポートを掲載。「常にスーパースターの傍らにいた通訳は底なしの闇に落ち、愚かな決断を繰り返した」と記し、次のように伝えている。

「ミステリアスな存在である大谷とともに、日本でもアメリカでも存在がクローズアップされたのが水原だった。単なる通訳という役割を超え、大谷が信頼を寄せるパートナーであり相談相手だっただろう。1年前のソウルシリーズでは結婚したばかりの大谷夫妻に寄り添い、水原も妻を伴なって行動する姿が見られた。まさにスキャンダル発覚によって、人生の絶頂から一夜ですべてを失ったのだ」
 
 さらに同紙は今回の公判でジョン・W・ホルコム連邦地裁判事が指摘した水原被告の“嘘”にも言及。「水原は判事に手紙を出して、劣悪な労働環境や低収入などを理由に減刑を嘆願したが、まるで事実とは異なっていた。判事は被告人の口座には19万5000ドル(約3000万円)もの残高があり、大谷が水原夫妻に日本往復のファーストクラス航空券を用意した事実を指摘。『手紙の内容は真実を偽ったものだ』と真っ赤な嘘を断じたのだ」と報じている。

 そのうえで『スポーツ朝鮮』は「水原は大谷と出会い、スーパースターと一緒に歩むことで得られるはずだったキャリアと経済的な利益を根こそぎ失った。そしてそれだけでなく、人生そのものが暗転したのである」と論じ、最後は「世界一幸運だった男は、いまや人生最大の危機に陥っている」の一文で締めくくっている。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】水原一平被告の禁錮4年9か月は3月24日から。判事は「減刑を求めた被告の申立書は裁判所を誤解させ、重要な事実を省略した」と指摘

【記事】「覚悟はできている」水原一平被告に禁錮4年9か月、約26億円の賠償命令。報道陣には無言貫くも「大谷選手には申し訳ない気持ちでいっぱい」

 
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