ロサンゼルス・ドジャースは、新加入の救援左腕タナー・スコットをクローザーに指名したと報じられていたが、開幕が近づくにつれて、その状況は不透明になってきたと、現地6日、米誌『Sports Illustrated』が報じた。

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　スコットは、4年7200万ドル(約106億円)の契約でドジャースに加入し、クローザーとしての活躍が期待されている。しかし、デーブ・ロバーツ監督は、2025年シーズンもクローザーを固定せず、状況に応じて複数の投手を起用することを継続する可能性を示唆している。
  　同メディアによると、地元日刊紙『The Orange County Register』のインタビューで「スコットがクローザーの機会を多く得ることになると思うが、8回に彼を登板させるのが理にかなっている場合や、彼よりも後に投げる投手を準備する状況も考えられる」とロバーツ監督は語り、状況に応じて柔軟に対応する考えを示した。

　また、ブランドン・ゴメスGMも、スコットの入団会見で「対戦相手に応じてクローザーを選ぶ」方針を示しており、特定の投手を固定しない考えを示した。

　スコット自身は、クローザーの役割にこだわらず、チームの勝利に貢献したいと語っている。スコットは『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者に「私はただ勝ちたいだけ。電話が鳴ったらいつでも準備はできている」と語り、どのような役割でも全力を尽くす姿勢を示したという。

　ドジャースが2025年シーズンにどのような投手起用を見せるのか、注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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