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大谷翔平が投球プログラムを一時停止「特有の変数がたくさんある」ドジャース投手コーチが説明「復帰のテンプレートはない」

THE DIGEST編集部

2025.03.08

投球プログラムを一時停止した大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、投球プログラムを一時停止する。カリフォルニア紙『Orange County Register』は、「大谷の状況がいかに特殊であるかを理解したうえで決断されたものと、マーク・プライヤー投手コーチが明かした」と報じた。

「我々には、ツーウェイ(二刀流)の選手を実際に扱った経験がなく、復帰へのテンプレートやロードマップがない。ショウヘイが左肩の全体的な作業負荷管理や手術からの復帰プロセスをコントロールしようとしているのは知っている。いまはDHとして調子を整え、試合に臨める方向に少しシフトしている。負荷を少し下げ、準備を整えるにはいいタイミングだ。投球のプロセスは、日本から戻ってきてから再開するのが最適だ」

 大谷の投球プロセスの一時停止の決定に、プライヤー投手コーチは認識している限り、ネガティブな側面はないと強調。ライブBPに登板せず、ブルペンに入らなくとも、大谷はグラウンドでのキャッチボールは続けていくようだ。

「ショウヘイの状況には特有の変数がたくさんある。だから、心を開いて慎重に楽観的になり、正しい行動を取ることが重要だ。繰り返すが、彼がどんな状態なのかを理解し、自身のアプローチに納得しているかどうかがすべてなんだ」

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 ドジャースの先発投手は、ブレイク・スネルやタイラー・グラスノー、山本由伸、佐々木朗希をはじめ、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ボビー・ミラーと人材が豊富。プライヤー投手コーチは、「大谷に早期復帰のプレッシャーをかけることなく、万全の状態で復帰させることに集中している」と語った。

 また、復帰後の起用法については、「週に1回は登板するだろう。シーズンの適切な時期に復帰させ、チームが投手・大谷の恩恵を受けることが目的だ」と説明している。

構成●THE DIGEST編集部

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