ロサンゼルス・ドジャースに加入した31歳のマイケル・コンフォートが、"2024年シーズンのテオスカー・ヘルナンデス"と見られているようだ。

　１年1700万ドル（約25.5億円）でドジャースと契約し、2025年シーズンの正左翼手と見られているコンフォート。８年在籍したニューヨーク・メッツでは通算132本塁打をマークするなど、広角に長打を放てる左のパワーヒッターだ。

　しかし、近年のキャリアは停滞気味だ。肩の手術で22年シーズンを全休すると、サンフランシスコ・ジャイアンツに在籍した23年はキャリアワーストのOPS.718を記録し、24年もOPS.759。オールスターに選ばれたメッツ時代の17年に叩き出したOPS.939には程遠い成績に終わっている。

　それでもドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、コンフォートに期待できると報じた。同メディアはドジャースと１年契約を結んだコンフォートと、同じく１年契約で大活躍した24年のT・ヘルナンデスの姿を重ねた。

「疑いの余地はない。コンフォートにとってドジャースは、キャリア復活のきっかけとなるチームになるだろう。コンフォートは24年のT・ヘルナンデスのように、ドジャースと１年間の"実力証明契約"を結んだ。実際、24年のT・ヘルナンデスはオールスターに選出され、オールスターのホームランダービーで優勝。キャリア最高の本塁打（33本）を放ち、ワールドシリーズを制した。そして今オフ、ドジャースと新たに３年6600万ドル（約98億円）の契約を結んだ。したがって、似たような境遇のコンフォートも25年に成功する可能性がある」

【動画】コンフォートが放った豪快な"ドジャース第１号アーチ"
  　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はコンフォートについて、「より生産性の高い打者に戻れるような要素を示している。選手として成熟していく過程で、さまざまな物事が整いつつあると思う」と、かつての安定した成績を取り戻す気配を感じ取っている。

　続けて『Dodgers Nation』は、「優勝チームに加わることで、コンフォートはまだオールスター級のレベルでプレーできる選手だと示すチャンスを得た。ロバーツ監督が語ったように、マウンド上の投手が誰であろうと、コンフォートは本来の実力を示すだろう」とし、24年のT・ヘルナンデスのような活躍を25年のコンフォートに期待した。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「これで７億ドル？」1150億円男・ソトの"捕球失敗"にX騒然…ヤンキースファンから皮肉の嵐「フライボールも捕れないんだ（笑）」「ありえない」

【記事】大谷翔平が投球プログラムを一時停止「特有の変数がたくさんある」ドジャース投手コーチが説明「復帰のテンプレートはない」