３月19日、ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスによる「MLB東京シリーズ2025」の第２戦が東京ドームで行なわれ、ドジャースがカブスを６対３で下し、シリーズ連勝を飾った。５回には大谷翔平（ドジャース）がライト席に今シーズン第１号となるソロホームランを叩き込み、スタンドは大歓声に包まれた。
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　この試合はアマゾンの動画配信サービス「Prime Video（プライムビデオ）」でもライブ配信され、スペシャルゲストとして侍ジャパンの井端弘和監督が特別出演した。同監督は「今回来ている５人の日本人選手は主力になってほしい」と大きな期待を寄せ、開幕まで１年を切った第６回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への思いを語った。

　さらに試合中にはWBC連覇に向けて、ライバル国を警戒するようなコメントを残している。ドジャースが３点をリードした６回裏、ショートを守るミゲル・ロハス（ドジャース）が軽やかな動きで１アウトを奪った直後、同じ遊撃手として６年連続ゴールデングラブ賞を受賞している井端監督は「足さばきが素晴らしいですよね」とロハスの打球処理を称賛した。そして、今春にメジャー球団のスプリングトレーニングを訪れたことに触れたうえで、そこで気づいたことを次のように明かした。

「メジャーのキャンプを観たのは初めてだったんですけど、どの球団も守備練習にめちゃくちゃ時間を費やしていました。もっと打つ練習をしているのかと思いましたが、そこが一番の驚きでした。アメリカの野球も意外とパワーだけでなく緻密さも出てきたら、ちょっと太刀打ちできなくなってくるなと思いました」
  　WBC連覇を最大の目標に掲げている井端監督にとっては他国の情報は必要不可欠。なかでも米国は前回大会の決勝で日本に敗れており、その雪辱に燃えている。

　日進月歩で進化しているメジャーの野球に触れたことで、指揮官はより一層気を引き締めたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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