東京シリーズ直後にロサンゼルス・ドジャースが３選手のマイナー行きを発表した。オプションでマイナー降格するのは、27歳のランドン・ナック投手と26歳のマット・サウアー投手、27歳のジェームズ・アウトマン外野手。いずれもシカゴ・カブスと対戦した東京シリーズの登録メンバーだった。

　３選手のうち、唯一東京シリーズに出場したのがナックだ。第２戦で、先発の佐々木朗希、２番手のルイス・ガルシア、３番手のジャック・ドレイヤーに続き、４番手として６回に登場した。

　ナックはカブスの８番カーソン・ケリーを遊ゴロに抑え、９番ジョン・バーティに中前打を許したものの、１番イアン・ハップを空振り三振に、２番の鈴木誠也を三ゴロに打ち取った。

　７回も続投すると、３番カイル・タッカーを一飛とし、４番マイケル・ブッシュと５番マット・ショウを空振り三振。２イニングを30球、被安打１、３奪三振、無失点で勝ち投手となっていた。

　東京シリーズで出場機会がなかったサウアーとアウトマンを含む３選手のマイナー行きについて、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「今後、３選手は3Aのオクラホマシティでレギュラーシーズンを再開させる。サウアーはカブスとの２試合目を前にアクティブロースター入りしたが出番はなかった。アウトマンは両試合でアクティブロースターに入っていたが出場しなかった」と伝えた。

　東京シリーズの登録メンバーは31人だったが、米国でのMLBアクティブロースターは26人となる。

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  　ドジャースの公式アナウンスに地元ファンから、「かわいそうなジェームズ」「ナックは必要な時に昇格するだろう」「アウトマンをトレードに出さないで」「オクラホマシティでの活躍を祈っている」「クリス・テイラーは残るのか」「キム・ヘソンを戻して」などと、悲痛な声も挙がっていた。

　帰国したドジャース一行は、現地３月23日から25日に行なわれるロサンゼルス・エンジェルスとのフリーウェイシリーズを戦い、３月27日の米開幕戦（ドジャー・スタジアムでのデトロイト・タイガース戦）を迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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