ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平に対する注目度は、米国でも群を抜いているようだ。米メディア『Yahoo Sports』は現地３月26日、「2025年のMLBシーズンで最も影響力を持つ人物」と題した記事で、選手、監督、関係者らMLBにかかわる50人をランク付け。１位に大谷を選出した。

「MLBのベスト選手50人ではなく、25年シーズンに影響力を与える人物のリストだ。オールスターレベルの選手から若手有望株、無名の選手、さらに監督やオーナー、フロントオフィスの幹部ら、球界にかかわるあらゆる人物が含まれる」

　このように説明した同メディアは、１位の大谷について「明らかなトップ」と見出しを付け、「大谷の影響力の範囲と規模を説明する方法はいくつもあるが、簡単にまとめたい。大谷は、そのスポーツの偉大さで国を活気づけ、地域経済を再構築し、スポーツのルールそのものを書き換えた人物である」と称した。

　さらに、「大谷の数ある偉業のひとつは、つねに新しさをもたらしてくれること。シーズン中に50本塁打を放ち、50盗塁を達成するのは、去年の大谷を見るまで誰も考えもしなかった。今年の大谷のストーリーは新たな章に進む。マウンドに復帰するのだ。大谷が投手と打者の両面をどのように両立させていくのか追いかけるのは、実に興味深い」と記載している。

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  「投手として腕を回復させる物理的、肉体的な負担に耐えながら、同時に打者としての素晴らしい攻撃力を維持できるのか。１日で投打をこなす時間があるのだろうか。体力面は持つのだろうか。現時点で大谷に疑問を持つのは無駄だ。すでに数々の偉業を成し遂げてきた男にとって、新たな挑戦の幕開けとなる」

「結果がどうであれ、大谷はシーズン中のニュース見出しやハイライト映像を独占するだろう。大谷の時代を生きているわたしたち全員は幸運にも、彼がフィールド上で描くストーリーを最後まで追いかけることができるのだ」

　大谷は８年目のメジャーシーズンで、どんな金字塔を打ち立てるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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