MLBロサンゼルス・ドジャースは現地３月28日、本拠地でデトロイト・タイガースと対戦。延長戦にもつれ込む熱戦を演じた末、ムーキー・ベッツが10回にサヨナラ３ランホームランを放ち開幕４連勝を飾った。この試合ベッツが見せた５打数３安打２本塁打４打点の大活躍に現地メディアから賛辞が送られた。

【動画】病み上がりベッツがサヨナラ３ランで完全復活！ 　ベッツは６回にヒットで出塁すると、直後のフレディ・フリーマンの２ランHRで生還し試合を振り出しに戻すと、１点ビハインドの８回には２死走者なしの場面で打席に立ち、今季第１号ホームランで再びチームを同点に導いた。

　そして10回裏、３－５とピンチからマイケル・コンフォート、代打ウィル・スミスのタイムリーで同点に追いつくと、大谷翔平がヒットで出塁。１死一、三塁のチャンスでベッツに打順が回った。

　この試合ヒット、ホームランといずれも初球を打ち返していたベッツは、タイガース投手ボー・ブリスキーの変化球を捉えられず１－２と追い込まれる。しかしファウルで粘りフルカウントの８球目、低めのチェンジアップをレフトスタンドに運びサヨナラ３ランホームランで三度チームを救った。

　この一打にドジャース専門メディアは驚きを隠せないようだ。『Dodgers Nation』は「ムーキーは20ポンド（約９キロ）痩せたって言われてきた！でも関係なかったね！」と殊勲者を称え、『Dodger Blue』は「ムーキー・ベッツは、自分はまだ十分強いとみんなに知らしめた」と完全復活を喜んだ。

　春季キャンプ終盤で体調不良により欠場し、東京シリーズでは公式練習に姿を見せながらも試合には出場せず。嘔吐の症状や体重の激減が伝えられていた。本国開幕戦となった３月27日のタイガース戦で今季初出場し、１安打を放っていた。

構成●THE DIGEST編集部

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