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プロ野球

オープン戦好調! 紅林弘太郎のWBCへの想い「僕はもうずっと出たいと思ってやっている」【オリ熱コラム2025】

THE DIGEST編集部

2025.03.28

期待の大型ショートもすでに23歳。そろそろ結果が求められる年になり、目標のWBC出場に近づく活躍を期待したい。写真⚫︎野口航志

期待の大型ショートもすでに23歳。そろそろ結果が求められる年になり、目標のWBC出場に近づく活躍を期待したい。写真⚫︎野口航志

 オリックスはオープン戦で12球団で最下位。岸田護新監督1年目の船出はかなり厳しくなることが予想される中、野手では紅林弘太郎が打率.366(41打数15安打)、1本塁打とチームの中では頭ひとつ抜けた内容を残してみせた。来春には次回のWBCも控えており、侍ジャパン入りを狙う紅林にとっては、チームに貢献することが代表チームへのアピールにつながるのは言うまでもない。今シーズンは「まだ課題はある」としながらも打撃フォームの改造に着手したことが、ここまで良い結果となっているようだ。

 昨年の本拠地最終戦で引退する安達了一(現内野守備・走塁コーチ)から叱咤を受けたこともあって、「まだシーズン始まってないんで何とも言えないんですけど、声かけの部分だったり、先頭に立ってやるっていうことを意識してやってるんで。そういうところでも、チームを引っ張っていけるようにしたいなという風に思います。試合前の円陣とかでもちょっとずつ言えるようにしたいなと思ってて、守備中の声かけとかも、だいぶ増やすように。そこは意識しないと僕は変えられないと思ったので、打っても打たなくてもちゃんと声かけるようには意識してやってますね」と今年はチームを引っ張っていくという自覚を持って開幕に突入する。
 
 これまでは自分自身のことを考えるのでいっぱいいっぱいだった紅林にも、成長という変化が訪れたようで「昨年とかも自分のことばっかり意識したんで。もうそうじゃなくて、ちゃんと周りを見てやらないといけない年なので。そういうところは意識してやってますね」と常にチーム全体を見渡しながら、野手ではチームの中心として動いていく。投手陣を引っ張る同期のエース宮城大弥からも「野手は紅林に任せて」という発言があった。

 入団してから春先は調子のいいイメージがなかったが、今年はチームに対する取り組み方も相まって打撃は好調だ。チームだけでなく本人もスタートダッシュを切っておきたいところだろう。「もちろん優勝が一番ですけど、そこを僕はもうずっと出たいと思ってやっているので。そこを中間目標として。そこは絶対出れるように。今年ちゃんと結果を残して呼んでもらえるように。そこはもう本当に出たいなっていう風に自分でも思っているので。絶対出たいです。宮城は多分勝手に選ばれると思うんで(笑)。僕はアピールして、結果残して出られるようにしたいなという風に思います」

 今シーズンは内外に向けたアピールが求められる1年となる。昨季は体調不良による欠場もあっただけに、コンディションだけは気をつけて、チームのため、自分自身のキャリアアップのため、大きな花を咲かせてもらいたい。

文⚫︎THE DIGEST取材班
写真⚫︎野口航志
 

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