現地4月6日、ロサンゼルス・ドジャースはフィラデルフィア・フィリーズに7対8で惜敗し、今季初めて3連戦を負け越した。先発のタイラー・グラスノーが1イニングに4四球を与える、まさかの乱調で序盤での失点が大きく響いた。
【動画】グラスノーがマウンドを気にしてイライラした?実際のシーン(4分8秒~)
ドジャースの右腕が突如乱れた。打線から2点の援護をもらった3回、先頭打者にストライクが入らずストレートの四球を出すと、雨でぬかるんだマウンドを気にしだしてスパイクの裏についた土をそぎ落とした。
しかし、次打者のカイル・シュワバーにもストライクとボールがはっきりするコースで連続四球。表情も苛立ちを露わにし、無死満塁のピンチを招くと3番ブライス・ハーパーに適時打を打たれ、マックス・ケプラーの初球カーブで暴投してしまい、あっという間に同点に追い付かれる。結局、ケプラーを四球で歩かせるとデーブ・ロバーツ監督は交代を即決。グラスノー自身もうつむいてマウンドを降りた。
ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者ノア・カムラス氏は今季2度目のマウンドだったグラスノーの異変について言及。「グラスノーにとって、雨の中の3回は本当に残酷なものだった。彼はマウンドに足がつかず、目に見えてイライラしていた」と指摘。3イニング目の投球内容を自身のXに掲載したうえで、試合開始時から降り続いた雨の影響で精密なコントロールに乱れが生じたと説いた。
グラスノーは試合後、地元放送局『SportsNet LA』に対し、「ボールの握りが悪くなったし、マウンド上で積極性とリズムを失った。そういういくつかの不幸が重なって悪いイニングになってしまったんだ」と振り返った。
雨により水分を多く含んだマウンドについては、「足の着地が少し違う感じがした」と話し、「マウンドの状態については、あまり考えすぎないようにしたけど...積極的になれなかったね。つらい一日だった」と反省。「次の登板までに問題を解決していくしかない」と前を向いた。
グラスノーの後を受けたのは6試合で3ホールド、防御率1.50を誇る左腕のアレックス・ベシアだったが、初球の高め直球をニック・カステラノスに左翼スタンドに運ばれる痛恨のグランドスラムを浴びた。
チームはそのあと打線が奮起して一時勝ち越す粘りをみせたが、終盤にブルペン陣が捕まり無念の逆転負けを喫した。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、次打者のカイル・シュワバーにもストライクとボールがはっきりするコースで連続四球。表情も苛立ちを露わにし、無死満塁のピンチを招くと3番ブライス・ハーパーに適時打を打たれ、マックス・ケプラーの初球カーブで暴投してしまい、あっという間に同点に追い付かれる。結局、ケプラーを四球で歩かせるとデーブ・ロバーツ監督は交代を即決。グラスノー自身もうつむいてマウンドを降りた。
ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者ノア・カムラス氏は今季2度目のマウンドだったグラスノーの異変について言及。「グラスノーにとって、雨の中の3回は本当に残酷なものだった。彼はマウンドに足がつかず、目に見えてイライラしていた」と指摘。3イニング目の投球内容を自身のXに掲載したうえで、試合開始時から降り続いた雨の影響で精密なコントロールに乱れが生じたと説いた。
グラスノーは試合後、地元放送局『SportsNet LA』に対し、「ボールの握りが悪くなったし、マウンド上で積極性とリズムを失った。そういういくつかの不幸が重なって悪いイニングになってしまったんだ」と振り返った。
雨により水分を多く含んだマウンドについては、「足の着地が少し違う感じがした」と話し、「マウンドの状態については、あまり考えすぎないようにしたけど...積極的になれなかったね。つらい一日だった」と反省。「次の登板までに問題を解決していくしかない」と前を向いた。
グラスノーの後を受けたのは6試合で3ホールド、防御率1.50を誇る左腕のアレックス・ベシアだったが、初球の高め直球をニック・カステラノスに左翼スタンドに運ばれる痛恨のグランドスラムを浴びた。
チームはそのあと打線が奮起して一時勝ち越す粘りをみせたが、終盤にブルペン陣が捕まり無念の逆転負けを喫した。
構成●THE DIGEST編集部
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