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大谷翔平が「チームプレーヤーである証」 ロバーツ監督は、サイクル未遂に終わった最終打席での大谷の“姿勢”を称賛。「今夜は集中していた」

THE DIGEST編集部

2025.04.08

個人成績よりチームを優先させる姿勢を称賛された大谷。(C) Getty Images

 サイクル未遂の大暴れだ。

 現地4月7日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、ワシントン・ナショナルズとの敵地初戦に「1番・DH」で先発出場し、4試合ぶりの今季4号2ランを含む4打数3安打2打点、1四球と活躍。約6年ぶりのサイクル安打の目前に迫るハイパフォーマンスを披露した。これで今季の打撃成績は、打率.311、OPS1.080だ。

【動画】大谷翔平の今季4号2ランアーチ!
 第1打席で内野安打を放ち、2点を追う3回2死一塁の第2打席では、相手先発マッケンジー・ゴアから右越えの同点2ランを放った大谷。さらに勢いが止まらない偉才は、5回2死走者なしの第3打席で今季初の三塁打をマークすると、その後、8回無死一塁の第4打席は見逃し三振、9回2死三塁の第5打席は四球という内容だった。

 試合後、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は、報道陣の取材に対応。ポッドキャスト番組『The Dodgers Bleed Los Podcast Network』が映像を公開しており、指揮官は、「今夜は集中していた」「ゴアは、若手左腕で本当に優秀な一人。そのなかでショウヘイの打席は、かなり例外的だ」と大谷の躍動ぶりを振り返っている。

 2019年6月以来、2度目のサイクル安打達成まであと一歩だったが、試合中の姿勢にも、名将は称賛を惜しまない。最終打席で大谷は、ナショナルズの守護神カイル・フィネガンと対峙すると、フルカウントから四球を選択。ロバーツ監督は、「サイクルを追いかけなかったのは、彼がチームプレーヤーであることの証だ」と分析していた。

 なおこの試合にドジャースは、4対6と惜敗。今季初の連敗を喫し、9勝3敗でナ・リーグ西地区の3位に転落している。

構成●THE DIGEST編集部

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