40歳のベテランクローザー、デビッド・ロバートソンを巡って、ロサンゼルス・エンジェルスとワシントン・ナショナルズが競合しているようだ。米メディア『Bleacher Report』のケリー・ミラー記者が報じた。

　ロバートソンは24年にテキサス・レンジャーズに所属し、68試合に登板して３勝４敗２セーブ、防御率3.00と年齢を感じさせない投球を披露。シーズン終了後にFAとレンジャーズとの700万ドル（約10億円）の相互オプションを辞退。いまもなお、フリーの状態で市場に残っている。

　今シーズンのエンジェルスは、現地４月８日に史上４人目の450セーブを達成した守護神ケンリー・ジャンセンを補強してブルペンを強化。ミラー記者は「さらにロバートソンと契約してセットアッパーの役割を託すだろう。ロバートソンも新たな契約を求めている」と記した。

　エンジェルスは現地４月９日時点で７勝４敗。ア・リーグ西地区でレンジャーズに次ぐ２位に付けている。

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  　一方、米誌『Sports Illustrated』のニック・ジーグラー記者は、ロバートソンの移籍先をナショナルズと推測した。

　５勝７敗でナ・リーグ東地区４位のナショナルズは、開幕６試合で１勝５敗と黒星を重ねたが、続くアリゾナ・ダイヤモンドバックス、ロサンゼルス・ドジャースとの２カードに勝ち越しと調子を上げている。

「スロースタートだったチームは、直近の２カードで勝ち越し。再建途上のチームは活気を取り戻している。プレーオフを争うチームとは言い難いが、過去２シーズンの71勝を上回る勝利が期待されている。若手とベテランのチームで改善したい点はブルペンで、FAのロバートソンという選択肢がある。24年に好調だったロバートソンがまだ市場に残っているのは驚きだ」

　ジーグラー記者は、守護神カイル・フィネガンにつなぐ中継ぎが補強ポイントだと指摘。「40歳の右腕はまだまだ体力がありそうだ。中継ぎとして元オールスター投手との契約は理に適っている」として、ロバートソンとの契約を期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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