圧巻の奪三振ショーだ。

　現地４月11日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、本拠地シカゴ・カブス戦で今季４度目の先発マウンドに上がると、６回（103球）を投げ、２安打無失点、９奪三振、１四球で今季２勝目（１敗）をマーク。終始安定した投球でチームを３対０の勝利に導き、このパフォーマンスには、米記者から称賛が相次いでいる。
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  　この日、カブス打線に３回まで完全投球を見せた山本は、４回１死走者なしから２番カイル・タッカーの二塁打、３番鈴木誠也の右前打を浴びるが、走塁ミスにも助けられ、ピンチを脱出。以降もスコアボードにゼロを並べ、降板時は、ドジャースタジアムのファンから盛大なスタンディングオベーションが送られた。

　試合後、米放送局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は、自身のXを更新し、「見事な先発だ」と速報。「ブレイク・スネルが負傷中、クレイトン・カーショウやショウヘイ・オオタニ、トニー・ゴンソリンがリハビリ中、ロウキ・ササキが成長途上という先発陣の状況を考えれば、彼の成功が極めて重要だ」と発信している。

　また試合中、ドジャース専門のポッドキャスト番組『Inside the Ravine』で司会を務め、地元ラジオ局『ESPN LA』にも出演するブレイク・ハリス記者は、「気合の入ったヤマモトが私を燃え上がらせる」と興奮気味に投稿。降板後は、「なんと素晴らしい夜だろう」「これで今季の防御率が1.23」とつぶやいていた。

　なおチームは、この試合で今季初の完封勝利をマーク。２連勝で11勝４敗の貯金「７」としている。

構成●THE DIGEST編集部
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