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ドジャース投手陣の“モノマネ”で話題を呼んだロハス。グラブを貸してくれた山本由伸に粋なメッセージ「魔法を使わせてくれてありがとう」

THE DIGEST編集部

2025.04.14

8回途中からマウンドに上がったロハス。山本由伸のグローブを借りて佐々木朗希らのモノマネをした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースが現地4月12日に行なわれたシカゴ・カブス戦で球団史上初となる記録的な完敗(0対16)を喫した。大量リードを許した8回途中からはブルペン陣を休ませるため、デーブ・ロバーツ監督は内野手のミゲル・ロハスを投入。日本のプロ野球ではあまり考えられない投手起用に、日本のドジャースファンからは驚きとメジャー流の采配に喝采が飛んだ。
【動画】内野手ロハスが"背番号18"の刺繍入りグローブを使用して無失点。佐々木朗希のモノマネに山本由伸、スネルは大爆笑

 ロハスは11点ビハインドの場面でマウンドに上がった。急きょの登板だったため、前日先発した山本由伸のナンバー・18の刺繍が入った青いグラブを手にしてカブス打線に挑んだ。ロハスは日本人右腕の投球フォームを真似て相手の4番マイケル・ブッシュを中飛に打ち取ると、ベンチで見ていた山本は思わず笑みを浮かべた。

 その後はランドン・ナックの投球フォームまで披露。大敗ムードの球場を少しでも明るくしようと右腕は腕を振るい、ダンスビー・スワンソンを88キロの遅球で中飛に仕留めた。次打者には右安打を打たれたが、7番ニコ・ホーナーを66キロの超スローボールで遊ゴロに打ち取り無失点。ベンチに戻ると、同僚たちから拍手で迎えられた。
 
 背番号72のリリーフ投手は9回も続投。今度は左投げのクレイトン・カーショウ、この日先発した佐々木朗希の豪快な投球フォームを真似る"モノマネ劇場"へ。ドジャース投手陣の完コピ姿に山本やブレイク・スネルらは手を叩きながらベンチで大爆笑。その様子が現地の中継カメラにも抜かれるほど、大きな話題となった。

 ロハスは無死二塁からカーソン・ケリーに、この日2本目となる2ランを献上。さらに3点を失い、2イニングを7安打5失点で終えた。

 歴史的大敗だったとはいえ、最後まで球場に残り見届けてくれたファンのためにサービス精神たっぷりのピッチングを披露したロハス。同選手は試合後、自身のインスタグラムのストーリーズに山本のモノマネをした自身の動画をアップ。ベンチで笑みを浮かべる山本に向けて「魔法を使わせてくれてありがとう」と記し、グラブを快く貸してくれたことに感謝した。

構成●THE DIGEST編集部

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