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直近のホーム戦でサヨナラ弾! 球界屈指の遊撃手リンドーアがWBCプエルトリコ代表の主将に!「シーズン後も明確な仕事がある」と米メディア反応

THE DIGEST編集部

2025.04.19

WBCプエルトリコ代表の主将に就任したことを報告したリンドーア。現地18日(日本時間19日)のカージナルス戦では劇的なサヨナラアーチを放った。(C) Getty Images

 またひとり、MLBの大物プレーヤーが"世界一決定戦"出場へ声を挙げた。

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催を来年3月に控え、すでに多くの現役メジャーリーガーが自国代表チーム入りへの意思を示している中、ニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーアもその内のひとりに加わった。プエルトリコ代表の主将を務めることが決まったと、米国内で大きく報じられている。

【動画】19日のカーディナルス戦でリンドーアが劇的サヨナラ弾!
 オフに大型戦力を補強したメッツは、開幕から地区上位を走るなど好スタートを切った。その中でフアン・ソトとともに主軸を担う31歳が、来年のWBC出場に向け、早くも意欲を高めているようだ。米メディア『The Sporting News』では、リンドーアが自身のSNS上において、「2026年WBCでプエルトリコ代表キャプテンを務めることを誇りに思う」などと投稿したことを伝えている。

 昨シーズンは、33本塁打、91打点、29盗塁といった成績を残し、ナ・リーグの最優秀選手(MVP)投票でロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平に次ぐポイントを得るなど、球界屈指の遊撃手として実力を証明してきたリンドーア。現地18日(日本時間19日)の本拠地でのセントルイス・カーディナルス戦では劇的なサヨナラアーチで勝利の殊勲者となるなど今季も絶好調だ。WBCでは、すでに2017年、2023年と2度、出場しており、来年が3度目の大舞台となる。

 また、『The Sporting News』でも、「2024年シーズン、リンドーはショウヘイ・オオタニに次ぐMVP次点という素晴らしい成績を残し、今季はフアン・ソトの加入やピート・アロンソの復調も追い風に、メッツを悲願の頂点に導こうとしている」と実績、実力を強調するとともに、「だが、メッツのシーズンがどこで終わろうとも、リンドーアにはその後の明確な次の仕事がある」と指摘する。

 その上で、「来年3月に開催される次回大会にも出場し、プエルトリコ代表として初の世界一を目指す。そしてそのチームで、リンドーアは再び重要なリーダーシップを担うことになる」と見通すなど、母国の中心プレーヤーに位置付ける。

 さらに、いずれはメッツでも主将を務める可能性が高いと説きながら、同メディアは、改めてプエルトリコ代表での大役の重さに言及。「短期間の大会とはいえ、国家の代表チームのキャプテンを務めるというのは、間違いなく大きな名誉だ」などと論じている。

 プエルトリコはこれまで2度にわたり、WBC準優勝を経験している。プエルトリコの誇りを背負い、リンドーアが挑む3度目の2026年大会。今度こそ、その手で世界の頂点を掴みに行く。

構成●THE DIGEST編集部
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