サンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフが大きなスポットライトを浴びている。現地４月18日のロサンゼルス・エンジェルス戦は０対２で敗れたものの、チーム４安打のうち２本をイ・ジョンフが放った。

　打率.361と長打率.653、OPS.1.073はいずれもナ・リーグ２位の数字で、二塁打10本はリーグ単独トップ。こうした活躍を受け、米メディア『ClutchPoints』は「“風の孫”がジャイアンツのMVP候補に浮上した」と伝えた。

　NPBの中日ドラゴンズやKBOの起亜タイガースなどでプレーし、“風の息子”と称されたイ・ジョンボムを父に持つイ・ジョンフの愛称は“風の孫”。こうした説明を加えた同メディアは、「MLB１年目の2014年こそ怪我で37試合にしか出場できなかったが、２年目はブレイク候補としてスターダムに駆け上がろうとしている」と高評価した。

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  「近年、ジャイアンツは補強ではなく、選手を“獲り逃したチーム”として話題に挙がるだけだった。ブライス・ハーパー、アーロン・ジャッジ、カルロス・コレア、そして大谷翔平。スターの獲得に失敗してきた球団にとって、イ・ジョンフの台頭は大きな意味を持つ。いまではフランチャイズの顔になりつつあるのだ」

　同メディアの記事を引用する形で、韓国メディア『OSEN』が「イ・ジョンフが目立つ成果を出し、チームMVP候補に浮上したようだ」と伝えた。「最高の活躍を続けている“風の孫”がファンたちの愛を一身に受けている。今後もこのような数字を残すようなら、契約価値は急速に上昇する」と、今後の活躍を期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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