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佐々木朗希のメジャー初勝利が土壇場で消滅…ドジャースがまさかの逆転サヨナラ負け。連勝は4でストップ

THE DIGEST編集部

2025.04.20

佐々木は6回を投げ2安打2失点でQS達成も、メジャー初勝利は飾れなかった。(C) Getty Images

佐々木は6回を投げ2安打2失点でQS達成も、メジャー初勝利は飾れなかった。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地4月19日、テキサス・レンジャーズ戦で今季5度目の先発登板。6回78球を投げ2安打4奪三振2失点と試合をつくり、メジャー初勝利を目前にしていたが、チームは3対4で9回に悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。
【動画】初勝利ならずも、メジャー初のQS達成した佐々木朗希の好投シーン

 立ち上がりを三者凡退に抑えた佐々木。しかし3回に先頭打者を四球で歩かせると、続くカイル・ヒガシオカに左越え2ランを浴び、レンジャーズに先制を許した。

 すると直後の4回、ドジャース打線が日本人ルーキーを強力にバックアップ。ムーキー・ベッツが中安打で出塁すると、3番フレディ・フリーマンが右越え2ランを放ち同点に追い付く。なおも2死二塁と好機をつくると、マックス・マンシーが右中間へ適時二塁打。ドジャースが3対2と逆転に成功する。

 味方の援護をもらった佐々木は4回を三者凡退。5回はカイル・ヒガシオカに2打席連続安打を打たれたが、後続をスライダーで打ち取り無失点で切り抜けた。
 
 メジャー自己最長となる6回のマウンドに上がった佐々木はシーガーを152キロの直球で中飛。続くジョシュ・スミスには四球を与えたが、アドリス・ガルシアを150キロ超の直球で併殺に仕留めると、グラブを叩き喜んだ。

 佐々木はこの時点でメジャー初のクオリティ・スタート(先発投手が6イニング以上を投げて自責点を3点以下に抑えること)を達成し、防御率は3.20と改善した。ダグアウトでデーブ・ロバーツ監督から労いの言葉をかけられた右腕はブルペン陣に後を託した。

 1点リードのドジャースは7回をジャック・ドレーヤー、8回をエバン・フィリップスとアレックス・ベシアが強力レンジャーズ打線をゼロに抑える。

 ところが、予想できない劇的なドラマが9回に起きた。ドジャースはカービー・イェーツを投入し逃げ切りを図るが先頭のスミスに左二塁打を打たれると、続くガルシアに高めの直球を完璧に捉えられる痛恨の逆転サヨナラ2ランを献上。土壇場でチームの5連勝を逃すとともに、佐々木のメジャー初勝利が目前で消えた...。

構成●THE DIGEST編集部

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