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MLB

「ただ嵐を乗り切るしかない」負傷者続出のパドレス、直近6試合で4敗目…キーマンはマイナー契約で加入した絶好調の28歳左打者

THE DIGEST編集部

2025.04.23

マイナー契約でパドレス入りしたシーツが、予想外の大活躍を見せている。(C)Getty Images

マイナー契約でパドレス入りしたシーツが、予想外の大活躍を見せている。(C)Getty Images

 負傷者続出でチームの勢いに陰りが見え始めている。

 現地4月21日、サンディエゴ・パドレスは敵地でのデトロイト・タイガース戦に4対6で敗北。試合後、MLB公式サイトのAJ・カサベル記者は、ジャクソン・メリル(右ハムストリングの肉離れ)やジェイク・クローネンワース(右肋骨骨折)、ジェイソン・ヘイワード(左膝の炎症)、ルイス・アラエス(脳振とう)ら、主力野手陣に負傷者が相次いでいる点を踏まえ、この非常事態をどう乗り切ればいいかポイントを3つ取り上げた。

 ひとつは、21試合で打率.344、OPS.945と好調を維持しているギャビン・シーツの存在だ。シカゴ・ホワイトソックスから契約を解除され、25年2月にパドレスとマイナー契約を結んだ28歳が予想外の大活躍。「2番・一塁」で先発出場したタイガース戦での3号ソロを含む4打数2安打の結果を受け、「彼のブレイクアウトが続けば、非常事態のダメージが和らいでいくかもしれない」とキーマンに指名している。

 次に注目したのは、投手陣の踏ん張り。パドレスの先発右腕ランディ・バスケスが3回途中5安打6失点、1奪三振、4四死球で今季2敗目を喫したが、その後、松井裕樹ら救援陣が6回を無失点に抑えてチームの防御率が2.90に。メジャー2番目の好成績を出している投手陣の奮闘が今後さらに重要になると、そう見ている。

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 最後のポイントは負傷者の回復だ。「シーズンを棒に振ってしまうようなものではない」と重傷者が少ないのは不幸中の幸いで、「具体的な復帰時期は、明確に言及されていないが、いずれの選手も4月下旬から5月の復帰が見込まれている。長期的な解決策を探すより、いまはただこの嵐を乗り切るしかない」とまとめた。

 直近6試合で4敗を喫して16勝7敗としたパドレスは、ナ・リーグ西地区の首位は守っているものの、宿敵ロサンゼルス・ドジャースに順位で並ばれた。負傷者が続出しているなか、どのように逆風を乗り越えていくのか。

構成●THE DIGEST編集部

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