専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「勢いがついては消えていく...」ドジャース、計26安打21得点の乱打戦で痛恨逆転サヨナラ負け。LA紙はバッサリ「チャンスを無駄にした」

THE DIGEST編集部

2025.04.23

大谷は4打数ノーヒット。チームも延長10回にサヨナラ負けを喫した。(C)Getty Images

大谷は4打数ノーヒット。チームも延長10回にサヨナラ負けを喫した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地4月22日、シカゴ・カブスに延長10回タイブレークでサヨナラ負けを喫した。両軍合わせて26安打、21得点の乱打戦を最後の最後で落としたチームに地元メディアから辛辣なジャッジが下った。
【動画】ドジャースまたも逆転負け…9回に同点弾、延長10回カブスにサヨナラ打

 ドジャースは初回にトミー・エドマンの8号3ランで先制したが、その裏に先発のダスティン・メイが6安打5失点であっさり逆転された。しかし5対7とじわじわ点差を詰めた7回に、ヒットと連続四球から好機を広げると、テオスカー・ヘルナンデスの当たりをカブス三塁手が失策。1点差にすると4番フレディ・フリーマンの2点二塁打でこの回一挙5得点を挙げドジャースがついに逆転に成功する。

 このまま流れを引き寄せたかと思われたが、救援陣が踏ん張りきれない。ドジャースは9回に左腕タナー・スコットがあと1アウトのところで8番ミゲル・アマヤに痛恨のソロ弾を浴び土壇場で10対10に追い付かれると、息を吹き返したカブスに延長戦で決勝点を奪われて力尽きた。
 
 勝利ムードから一転、悪夢の逆転サヨナラ負けにLAメディアも落胆を隠せない。カリフォルニア州の日刊紙『Los Angeles Times』のジャック ・ハリス記者は冒頭、「リグリー・フィールドでの試合は、序盤でのシーズンの多くを映し出していた。ドジャースが球界を席巻するようなけん引力を得るように見えるたびに、彼らはすぐにスピンアウトした。トップギアを見つけそうになるたびに、逆に後退していったのだ」と、球団新の開幕8連勝を成し遂げた勢いから陰りがみえていると指摘。3点リードからの逆転負けに苦言を呈した。

 同記者は「この結果は、開幕1か月のドジャースにとって後退の一歩であり、曲がり角に差し掛かったと思われた矢先、またしても現実を突きつけられたことになる。今夜まで5勝1敗だったドジャースにとって、これからの課題は開幕8連勝のあと、3勝9敗と急降下した時と同じような、長引くつまずきを予感させる」と懸念を示す。「ドジャースは効果的に試合を終わらせるチャンスを無駄にしていた。勢いがついては消えていく。最高の才能を持つチームは、まだ明らかに絶好調にはほど遠い」と厳しい見解を綴る。

 なお、1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は3三振を含む4打数ノーヒットで、2戦連続無安打に終わった。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「あーっ!!」大谷翔平に長女誕生で伊藤園が“粋な演出”!思わぬ仕掛けをファン発見「ナイス・センス」「凝ってますね」

【関連記事】「驚きのブレイク」ドジャースの中継ぎルーキーが衝撃の“0.66”!「うれしいサプライズ」地元メディアは拍手喝采

【関連記事】菅野智之の「致命的な弱点」地元メディアが指摘「2勝1敗、防御率3.43。この数字の裏に根深い亀裂が潜んでいる」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号