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通算10打数無安打。驚異の”大谷翔平キラー”発揮の今永昇太にシカゴ放送局は自慢気も、本人は謙遜「小さな奇跡が10回続いただけ」

THE DIGEST編集部

2025.04.23

今永(左)は大谷(右)に対して10打数無安打と完璧に抑えている。(C)Getty Images

今永(左)は大谷(右)に対して10打数無安打と完璧に抑えている。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの今永昇太が本拠地でのロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板し、5回2/3を投げて6安打5失点(自責2)。メジャー自己ワーストタイとなる3被弾と苦しんだが、大谷翔平(ドジャース)を2打席連続空振り三振に斬って取るなど要所を締めたピッチングをみせた。
【動画】まさに“大谷翔平キラー”!今永昇太が2打席連続空振り三振を奪う

 今永が“大谷キラー”ぶりを発揮した。この日の直接対決は3打席あり、まず初回の第1打席は147キロの直球に大谷はバットの先っぽに当てる。ショート方向に転がりアウトかと思われたが打球に強烈な横回転がかかり、カブスの三塁手が処理できず。記録は失策だった。

 今永はこのあと2死一、二塁でピンチを背負うとトミー・エドマンに先制3ランを浴びてしまうが、味方打線がその裏に5得点を挙げて、カブスがすぐに逆転する。

 2点リードをもらった今永は9番アンディ・パヘスにソロ弾を打たれ1点差となった局面で、大谷との2度目の対決を迎える。エース左腕は変化球中心に攻めてカウント2-2で追い込むと、最後は高めのスライダーで大谷のバットを振らせた。

 5回、先頭での対戦となった第3打席はスライダー、スプリットであっという間に追い込むと、外角低めの大きく横変化するスイーパーで再び空振り三振。大谷を3打数無安打に封じ、これでメジャーでの対戦成績を10打数ノーヒットとした。
 
 今永は試合後、地元記者から大谷を完璧に抑えていることについて質問されると、「彼のような素晴らしい選手とやるときには、打たれて当然だという気持ちで対戦している。そういう心の持ち方が、たまたまそういう風になっているだけ」と謙遜。その直後、彼らしいウィットに富んだ今永節を炸裂させた。

「たまたまが10回続いただけなので。これから10回対戦したら10安打打たれるかも分からないし、本当に小さな奇跡が10回続いただけです」

 今永のコメントにはカブス専門放送局『Marquee Sports Network』が早速反応。大谷を空振り三振に仕留めたシーンをSNSに共有すると、熱狂的なシカゴファンから喝采が殺到した。また、同局記者のクリストファー・カムカ氏が自慢げに投稿した今永と大谷の対戦成績にはドジャース専属記者のジェフ・J・スナイダー氏が攻略法に関心を示すほど、小さくない話題となっている。

 日本人左腕に勝敗は付かなかったが、カブスは1点ビハインドの9回2死でミゲル・アマヤが起死回生の同点ソロ。さらに延長10回にイアン・ハップの右適時打で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めている。

構成●THE DIGEST編集部

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