MLB公式サイトは現地4月22日、「GMが欲しがるのはどのような選手か」と題した記事を配信。リーグ首脳陣が最も重要視しているのは優れた捕手を獲得できるか、という点だと紹介した。
【動画】ドジャース大谷翔平vsカブス今永昇太の第1打席 同サイトのマーク・フェインサイド記者は今季の初めに多くのMLB首脳に「ゼロからチームを作り上げるとしたら、あなたはどのポジションを一番優先するか」と質問したという。同氏によると、その回答のほとんどがセンターラインを守るポジション(捕手、二塁手、遊撃手、中堅手)、特に捕手が重要視されていたといい、以下のようなコメントが寄せられたという。
「打てて守備もできるキャッチャーがいれば、それはまさにゴールド。なぜなら、ロースター構築の面で他チームをはるかにリードできるからだ。ウィル・スミス(ロサンゼルス・ドジャース)、ウィリアム・コントレラス(ミルウォーキー・ブルワーズ)、アドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)といった、攻守両面で活躍できるキャッチャーの存在は大きな意味を持つ」(ジェド・ホイヤー編成総責任者/シカゴ・カブス)
「キャッチャーは全てに関わってくる、非常に難しいポジションだ。まさに要となる存在で、フランチャイズを大きく変える力を持つ」(エリック・ニアンダー編成総責任者/タンパベイ・レイズ)
「(捕手は)さまざまな方法で試合に影響を与えることができる。攻守の両側で優位に立てるキャッチャー(の確保)は、チームビルディングを始めるのに最適な方法だ」(スコット・ハリス編成総責任者/デトロイト・タイガース)
一方でマイアミ・マーリンズのピーター・ベンディックス編成総責任者が「捕手を見つけるのは信じられないほど難しい」と語るように、大物捕手がフリーエージェント(FA)市場に現れるのは他のポジションと比べて少ないという。その背景には捕手の選手生命の短さがあるとア・リーグ球団の幹部が指摘した。
「捕手と10年契約を結ぶ球団は(ほとんど)ないだろう。なぜなら、MLBで10年も12年も(一線級の)捕手をする人はいないからだ」「捕手としてFAになり、5年契約を結ぶ確率はあまり高くない。だから、4~6年の契約が保証されれば、クラブだけでなく選手にとってもメリットがあると思う」
また、「捕手が大型契約を2回勝ち取るのは珍しい」とナ・リーグ球団の幹部。事実、キャリアのなかで2度5000万ドル(約70億円)の契約を結んだのはサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)とヤディアー・モリーナ(元セントルイス・カーディナルス)の2人のみだという。
にもかかわらず、捕手は他のポジションと比較して高額契約を結ぶ選手が少なく、1億ドル(約142億円)以上の契約を結んだのは歴代でも5人だけという相場の低さもチームが捕手の残留に手を出しやすい理由だと同記者。今後もFA市場に大物捕手が出る可能性は比較的低いままとの球団幹部の意見を紹介し、捕手の重要性を強調した。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】グラスノー、下半身痙攣に「疲労でなく、水分補給も…理由がわからない」ロバーツ監督も「彼以上にフラストレーションを感じている者はいない」と心中を慮る
【動画】ドジャース大谷翔平vsカブス今永昇太の第1打席 同サイトのマーク・フェインサイド記者は今季の初めに多くのMLB首脳に「ゼロからチームを作り上げるとしたら、あなたはどのポジションを一番優先するか」と質問したという。同氏によると、その回答のほとんどがセンターラインを守るポジション(捕手、二塁手、遊撃手、中堅手)、特に捕手が重要視されていたといい、以下のようなコメントが寄せられたという。
「打てて守備もできるキャッチャーがいれば、それはまさにゴールド。なぜなら、ロースター構築の面で他チームをはるかにリードできるからだ。ウィル・スミス(ロサンゼルス・ドジャース)、ウィリアム・コントレラス(ミルウォーキー・ブルワーズ)、アドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)といった、攻守両面で活躍できるキャッチャーの存在は大きな意味を持つ」(ジェド・ホイヤー編成総責任者/シカゴ・カブス)
「キャッチャーは全てに関わってくる、非常に難しいポジションだ。まさに要となる存在で、フランチャイズを大きく変える力を持つ」(エリック・ニアンダー編成総責任者/タンパベイ・レイズ)
「(捕手は)さまざまな方法で試合に影響を与えることができる。攻守の両側で優位に立てるキャッチャー(の確保)は、チームビルディングを始めるのに最適な方法だ」(スコット・ハリス編成総責任者/デトロイト・タイガース)
一方でマイアミ・マーリンズのピーター・ベンディックス編成総責任者が「捕手を見つけるのは信じられないほど難しい」と語るように、大物捕手がフリーエージェント(FA)市場に現れるのは他のポジションと比べて少ないという。その背景には捕手の選手生命の短さがあるとア・リーグ球団の幹部が指摘した。
「捕手と10年契約を結ぶ球団は(ほとんど)ないだろう。なぜなら、MLBで10年も12年も(一線級の)捕手をする人はいないからだ」「捕手としてFAになり、5年契約を結ぶ確率はあまり高くない。だから、4~6年の契約が保証されれば、クラブだけでなく選手にとってもメリットがあると思う」
また、「捕手が大型契約を2回勝ち取るのは珍しい」とナ・リーグ球団の幹部。事実、キャリアのなかで2度5000万ドル(約70億円)の契約を結んだのはサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)とヤディアー・モリーナ(元セントルイス・カーディナルス)の2人のみだという。
にもかかわらず、捕手は他のポジションと比較して高額契約を結ぶ選手が少なく、1億ドル(約142億円)以上の契約を結んだのは歴代でも5人だけという相場の低さもチームが捕手の残留に手を出しやすい理由だと同記者。今後もFA市場に大物捕手が出る可能性は比較的低いままとの球団幹部の意見を紹介し、捕手の重要性を強調した。
構成●THE DIGEST編集部
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