ロサンゼルス・ドジャースが2024年新人王投手ポール・スキーンズに完敗だ。現地４月25日、ドジャースはピッツバーグ・パイレーツと対戦して０対３で敗戦。７回途中まで登板したスキーンズの投球に散発５安打（計６安打）・無得点となす術がなかった。

　３回に１死から９番アンディ・パヘスが二塁打で出塁するも、１番の大谷翔平が投ゴロ、２番ムーキー・ベッツが二ゴロで好機を活かせず。４回には３番フレディ・フリーマンが二塁打＋失策で無死三塁としたが、４番テオスカー・ヘルナンデス三ゴロ、５番トミー・エドマンが空振り三振、６番ウィル・スミスが右飛に終わった。

【動画】２死二塁で大谷翔平が打席に入ったが、スキーンズの変化球に空振り三振
  　５回にも２死から２本目の二塁打を放ったパヘスを得点圏に置いたが、続く大谷がスキーンズの変化球に空振り三振。３イニング連続で作りだした好機を、一度も活かせなかった。

　地元紙『Los Angeles Times』は、「１回表に99.4マイル（約159.9キロ）でフレディ・フリーマンから三振を奪い、見事なカーブ、際立ったスプリンカー（スプリットとシンカーの間のような変化球）など、スキーンズは際立った活躍を見せた」と相手投手を称賛した。

　同紙によると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はスキーンズについて、「球界屈指の投手だと思う。本当に何もできなかった」と語り、続けて「投手に打撃と、あらゆる要素がかみ合わずに試合を組み立てられない時がある。とにかくすべてうまくかみ合っていない」と試合を振り返った。

　また、５回94球、被安打５、４四球、５奪三振、３失点で今シーズン２敗目を喫した先発の山本由伸について、ロバーツ監督は「最高の投手だということを何度も証明してきた」としながらも、「今夜は彼らしくなかった。とくにコントロールがピンポイントではなかった」と悔やんだ。同紙が「2022年８月２日の西武ライオンズ戦以来となる４四球だった」と説明したように、山本はMLBキャリアワーストの４四球と制球に苦しんだ。

構成●THE DIGEST編集部

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