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プロ野球

ヤクルトのブレイク候補、廣岡大志はエスコバー加入も意に介さず「盗めるものは盗む。結果を出したら出られる」

小中翔太

2020.02.02

22歳の廣岡は、エスコバーとのレギュラー争いを歓迎する。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

22歳の廣岡は、エスコバーとのレギュラー争いを歓迎する。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 キャンプ初日の全体練習後、室内練習場に向かったヤクルトの廣岡大志が手にしていたのはバットではなくグラブだった。手投げで転がしてもらったボールを正しい形で捕球しネットに向かって投げる、という基本的な動作を何度も何度も繰り返した。

 その理由を廣岡はこう語る。

「下をしっかり、足をしっかり使うようにすればバッティングにもつながると思う。どうやったらうまくなれるか考えながら、いろんなこと感じながらやっていきたいです」

 プロ入りからの廣岡は強打の右打ちの内野手とタイプの重なることから"山田哲人2世"と期待されていた。しかし昨季は開幕から41打席連続無安打と不振に陥り、ようやく長いトンネルを抜けたのは交流戦に入ってから。

「しんどかったですけど、バッティングのことを色々学べた時期でした。1軍のピッチャーを打つ難しさであったり、そういう状況の時にどうやって打破していくか。色々試しましたけど最終的にはあまり変えてないです。1本出て気持ち的にはすごい楽になりましたけど、そこから打率上げていく方がしんどかったです」

 序盤の不振が響き打率は.203と奮わなかった。それでも出塁率、長打率ともに前年より向上させ、OPSは.150以上も大幅アップ。

「打率は悪いですけどホームラン10本打てたのは自信に変えて、その形をしっかり自分のものに出来るよう今やってます」。

 昨秋はフェニックスリーグで手首を負傷、他の選手に比べてバットを振れていない分、自主トレではバッティングに時間を費やした。トレーニングの成果もあり体重は85キロから88キロへ3キロ増、たくましさを増した太ももとお尻がその証だ。
 
 高校時代はサードと外野がメイン、ショートは3年になってから守ることもあったが、本格的にはプロになってから。そこに今季はライバルが加わった。

 チームが補強した外国人、エスコバーは大砲ではなく俊足巧打タイプの守備の人だ。2015年にはメジャーでゴールドグラブ賞を受賞し、リードオフマンとしてワールドシリーズを制覇している。実績十分の助っ人だが、廣岡は全く意に介さない。

「ゴールデングラブ獲ってるんで、盗めるものはしっかり盗んで。でも誰が来ようと結果出したら(試合に)出られると思うんで、そういう気持ちです。去年、一昨年と開幕出させてもらったんですけど、なかなか結果出すことが出来なかったので、今年はしっかり結果を出して1年間1軍で出続けたいです」

 プロで4年のキャリアがあるが、年齢的にはまだ大卒ルーキーと変わらない。パンチ力を秘めた若武者のブレイクに期待がかかる。

取材・文●小中翔太
1988年1月19日生まれ。京都府宮津市出身。大学野球連盟で学生委員を務め裏方の道へ。関西を中心に活動しウェブ媒体や雑誌に寄稿する。

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